風を切って、颯爽と水面を進むウィンドサーフィンを海や湖で見かけると、自分もやってみたいと思いますよね。ウィンドサーフィンを始めるなら、必要な道具がたくさんあります。ボードの選び方とおすすめのボード&スクールをご紹介します。
ウィンドサーフィンを始めるには
ウィンドサーフィンを始めるには、ウィンドサーフィンをすでにやっている知り合いに教えてもらうか、ウィンドサーフィン体験スクールに行ってみるのがおすすめです。
ウィンドサーフィンは初心者でもできる?
ウィンドサーフィンは、初心者でも始めることができます。しかし、そもそも必要な道具がわからなかったり、自分に合うかどうかわからない初めてのスポーツの道具を買い揃えるのは不安ですよね。ウィンドサーフィンの道具は、一揃いを新品で全て揃えようとすると、何十万という費用がかかります。
また、初心者セットのように一式いくらというような販売も、通常はあまりされていません。一から始める場合は、教えてくれる人が側にいないと自力では難しいでしょう。ウィンドサーフィンを教えてくれるスクールがあるので、そちらに通うことをおすすめします。
リゾート地のアクティビティとして、1日体験ができるコースなどもあるので、そちらを試して見るのも良いでしょう。
ウィンドサーフィンのスクールって?
ウィンドサーフィンのスクールは、ウィンドサーフィンのできる海岸近くや湖の近くにあります。ウィンドサーフィンスクールに通うメリットは、初心者でも、道具の使い方や、ボードの乗り方の基礎から、教えてくれることです。
また、ウィンドサーフィンの道具もレンタルすることができるので、ウィンドサーフィンを続けていくかはわからないけど、とりあえずやってみたいという人でも、道具の費用負担が少なく始められます。1日体験教室で5,000円程度からあり、気軽に予約ができるところが多いので、自分の行きたい地域で調べてみると良いでしょう。
ウィンドサーフィンの道具は?
ウィンドサーフィンには必要な道具が多くあります。
ボード
ウィンドサーフィンにおけるボードの役割は、セイルを立たせて、身体を水面に浮かせ、風や波の力を受けて水面を滑走できるようにします。ボードの前側を“ノーズ”と言い、後ろ側は“テイル”と言います。
また、人が乗る方の面を“デッキ”、反対側は“ボトム”と呼びます。細かい名称はスクールでも教えてくれますが、基本の呼び方を抑えておくと、教えてもらうときに指示がわかりやすいので便利ですよ。
ロングボード
初心者におすすめなのは、ロングボードです。ロングボードには、オールラウンド型のものとレースボードと2つのタイプがあります。初心者の人は、まずオールラウンド型のものから始めて、徐々にサイズを下げて行くのがおすすめです。
ショートボード
ショートボードは、フリーライド、ウエイブ、レースボードの3つのタイプがあります。ウィンドサーフィンに慣れてきて中級者以上になったら、自分のプレイスタイルに合ったものを選びましょう。
ボードの選び方
ウィンドサーフィンを初めてする場合、自分に合ったボードを選ぶのは知識も必要なため非常に難しいでしょう。まずはスクールやショップに行って、おすすめのものをアドバイスしてもらいながら探すことが、良いボードを探す一番の近道です。
セイル
ウィンドサーフィンの最大の特徴である、帆の部分をセイルと言います。風を受け、ボードを進ませ、進行方向の指示をする重要な部分です。風を受ける部分全体を“リグ”とも呼びます。セイルを支えている柱は、帆船と同じように“マスト”と呼びます。
また、ボードをコントロールするために持ち手になっている場所は“ブーム”と言います。場所により、もっと細かな呼び名がありますので、ウィンドサーフィンを教えてもらう際には、しっかりと覚えるようにしましょう。
ハーネスライン
ハーネスラインは、ブームにセットして使用するU字型をしたロープです。これと身体に装着したハーネスによって、身体とセイルを繋ぎます。ハーネスラインを使うことで、身体の体重をかけて、セイルを支えることができるようになるのです。
ウェットスーツ
ウェットスーツは、水温が低いときに体温を保つためや、サーフボードとの摩擦、直射日光による日焼けから肌を保護するために着用します。サイズが合わないウェットスーツは危険なので、自分の身体にフィットするものを選びましょう。
アップホールライン
アップホールラインとは、セイルを水面から再び通常の状態まであげるためのロープのことです。初心者ではセイルをあげる機会が多いので、“へび玉”と呼ばれているコブ付きのラインを使用すると、滑りにくくなるためおすすめです。
ウィンドサーフィンの道具はいくらぐらい?
ウィンドサーフィンのフルセットを、新品で全て揃えようと思うと、最低20万円以上はかかります。
特にボードは、ボードだけで10万以上するものなので、まずはウェットスーツや、リグセット(セイル、ブーム、マスト、ジョイント、ジョイントベース)を購入し、ボードはレンタルすることをおすすめします。
ボードは、上達してからお気に入りのものを購入するほうが、買い替えなどの無駄がなく済みますよ。
ウィンドサーフィンのボードは中古でも買える?
ウィンドサーフィンのボードは、中古品も出回っています。ネットなどの中古専門販売店のほか、メルカリやヤフーオークションなどの個人間の取引もありますので、まずは検索してみると良いでしょう。
ウィンドサーフィンのおすすめボード4選
【JP AUSTRALIA】2019 JP ファンスタースポーツ FUNSTER SPORT
ボードの幅を広げて、全長をやや短くすることにより安定性を向上している、大変乗りやすい『JP AUSTRALIA』のボードです。センターボードを収納すると、センターボード無しのボードと、変わらないプレーニングができます。基礎をしっかり固めて、次にステップアップするのに最適なボードです。
【STARBOARD】WINDSURFER
ウィンドサーフィンは、1980~1990年ごろブームが来ました。その当時に多くのウインドサーファーに愛されていたのが“サーファー艇”と呼ばれる道具です。『STARBOARD』は初心者でも乗りやすいシンプルなデザインで、誰しもが憧れたボードが、形状を一部カスタムされて復活しました。微風のときに楽しいボードです。
【STARBOARD】2019STARBOARD WindSup エアータイプ
SUPではすでに人気の出ている、エアータイプの『STARBOARD』のボードです。空気で膨らませてボードにするため、コンパクトで持ち運びが大変しやすくなっています。レジャーユースにおすすめのボードです。
【JP AUSTRALIA】2019JP MAGIC RIDE
発売当初から人気があり、少しずつ改良を加えられてモデルチェンジしている名盤のボードです。FullWoodSandwich工法で作られ、適度な軽さと強度を両立しており、中級者になってから購入するボードとしておすすめです。
ウィンドサーフィンのおすすめスクール4選
セブンシーズ ウインドサーフィン スタンドアップパドルボード スクール
神奈川県鎌倉の材木座海岸にある、ウィンドサーフィンと、SUPを教えてくれるスクールです。体験スクールの料金は季節によって変わり、5,000円から6,000円になっています。レンタル料込みでウェットスーツのみ、1,500円ほどです。月謝制のほか、そこまで通えない人向けに1回7,000円のコースがあるのが嬉しいですね。
マイレサーフ
『マイレサーフ』は、千葉で最もスクール生の多いウィンドサーフィンの名門スクールです。マイレとは、ハワイのつる植物の一種で、人と人の結びつきを意味するそうです。
体験スクールの料金は5,000円で、レンタルウェットスーツや、そのほかの道具も込みになっています。お得なチケット制のスクールもあり、初めてから初級クラスまで安心して通うことができます。
びわこウィンドサーフスクール
ウインドサーフィンに最適な環境のプライベートビーチを保有するWEB BEACH CLUB内にあるウィンドサーフィンスクールです。体験コースはレンタル料込みで半日5,000円、1日9,000円です。
JBF及びA.B.I.T公認ウインドサーフィンスクールで、各レベルに達するごとに、認定を受けることができるので、ウィンドサーフィンの上達を実感したい方におすすめのスクールです。
WINDSPACE
名古屋から一番近い海である、新舞子海岸で開催されているウィンドサーフィンスクールです。体験スクールは半日4,980円で、そのほかにも自分の力で出航した場所に帰ってこれるようになる3日コース、一通りの基礎技術をマスターできる5日コースもあります。
ウェットスーツや道具一式は含まれます。5日間連続で受講しなくても大丈夫なので、短期集中で取り組みたい方にも、ゆっくり上達したい方にもおすすめです。
ウィンドサーフィンを始めて風に乗る心地よさを楽しもう
ウィンドサーフィンは、大自然の力を借りて、思いっきり楽しめるスポーツです。スクールにから入って、風に乗る心地よさを体験してみましょう。また、自分に合ったボードを選ぶことが大切です。