子どもがサッカーチームに加入すると、スポーツ少年団の場合、突然パパコーチを頼まれることは珍しくありません。サッカーチームのコーチを始めてみたものの、審判用のウェアや時計、シューズなど初心者の場合には何を選んだらよいか迷ってしまうことも。そこで今回は、審判用ウェアを着用したときにおしゃれに差がでる審判時計を紹介します。
黒一色の審判ウェアに実は目立つサッカーの審判時計
初めてのパパコーチも、慣れてくるといずれ試合で副審判を経験することになります。審判で必要となるアイテムが、黒色の審判ウェア上下と黒色の靴下とシューズ、合わせて試合時間を計測する審判用の時計になります。
なぜなら、市町村の公式戦や全国大会予選などのサッカー大会では、審判ウェアの着用が義務づけられているためです。副審判をするようになると審判ウェアや試合時間を計測する時計が必須となります。
審判ウェアは古くからどのスポーツにおいても黒色の上下で統一されるケースが一般的です。黒一色なので統一感が出やすくもありますが、逆にとらえると特徴は少なく、地味なイメージになりがちです。
計測用に着用する時計は審判が身につけるアイテムのなかでも個性を出しやすいと言えるでしょう。
我が子や子どもに見られてると思うと安価な審判時計は選べない
最低限の機能が搭載された時計であれば、2千円前後の安価な審判時計もありますが、「我が子によい姿を見せたい」と思うのも親心だと思います。
指導相手が我が子だけであれば特に気にしなくて済むところが、通い続けるうちに友達も増えてくるはずです。我が子にも恥ずかしい思いをさせる訳にいきませんから、自然と少しでもよい審判時計をつけたくなるものです。
でも、今まで審判用の時計を気にして見てきたことはないので、何を選んだら良いものか迷ってしまうことでしょう。
意外と知らない両腕にサッカー用審判時計を着用する理由
意外と知らない方も多いのではないでしょうか?実はサッカーの審判のほとんどが両腕に時計を身に着けています。その理由をいくつかご紹介します。
動き回るサッカーでは審判中に時計が壊れることもある
サッカーの試合中は、審判も選手と同じようにコートを走り回ります。特にゴール前ともなると、選手に接触する危険性も高く接触事故による時計の故障も少なくはありません。そうした場合に備え、両腕に時計を身に付けておくことで、代わりとして使うこともできます。
試合の経過時間とロスタイムを分けて記録できる
ひとつの時計は、キックオフが始まってからプレイ時間90分が経過するまでのタイムを測ります。もうひとつの時計は、審判の笛など試合が停止されプレイが無効になった時間止めて計測するものとして身につけています。これには理由があって、試合時間90分が経過したときに、アディショナルタイム(ロスタイム)が何分あるのか副審判に伝えるため使われます。
古くはアディショナルタイム(ロスタイム)の時間は審判の感覚に任されている時代もありました。しかし、審判によっては長いアディショナルタイム(ロスタイム)を取るなど公平性が保たれなくなるため、計測が必要になりました。
さらに主審判の時計にトラブルがあったら副審判の時計に頼る
何らかの原因により主審判の時計が両方共に機能しなくなった場合、副審判に試合時間の計測をお願いすることになります。副審判は主審判を常に援助できるよう準備しておかなければなりません。
その他に、副審判は主審判の体調不良に備えて代役になれるよう両腕に時計を身に着けます。
サッカーの審判時計であると便利な3つの機能
タイマーや時刻をバイブレーションでお知らせ
設定時間をバイブレーションで知らせてくれるので、アディショナルタイム(ロスタイム)を気づかれず計測することが可能になります。
動きまわる審判に汗でも安心な日常生活防水
サッカーの試合中は試合の流れに合わせて審判も走り回ります。もちろん汗をかくわけですから、濡れても壊れない日常生活防水の機能は必須とも言えます。
ひと目で確認できる大きくて見やすいディスプレイ
試合の流れと共に動き回るサッカーの審判の時計は、ひと目で確認できる大きなディスプレイがおすすめです。
サッカー用審判時計の選び方
スポーツやアスリート向けの時計は数多く存在するので、初めてのパパコーチに選任された時にどの時計にするか迷う方も多いでしょう。ここではサッカーの審判向けの時計を選ぶポイントをまとめました。
機能で選ぶ
腕を傾けるだけで文字盤のバックライトが点灯する機能や一定の時間を点灯し続ける残照機能など、タイマーを確認しやすい機能で選ぶことをおすすめします。
デザインで選ぶ
大きく見やすいデザインの他にも、時計に表示される文字の大きさやボタンの押しやすさなど、使い勝手を考えたデザインで選ぶと良いでしょう。
重さで選ぶ
サッカーの試合中は選手と共にコート内を走り回ります。あまり重量のある時計を選ぶと腕にダルさを感じたりあまり運動向きではありません。
おしゃれで人気のサッカー用審判時計10選
ここからはおしゃれで人気のサッカー用審判時計についてご紹介していきます。
第10位【カシオ】DW-5600E-1 Gショック スピードモデル
こちらのスピードモデルは“Gショックの原点”とも言えるデザインです。
カシオ時計のスクエアフェイスにアルミまたはステンレススチールを使ったデザインに仕上がっております。本体のケースサイズは、縦48mm×幅42mmで厚みが13mm、重量は53gと他のものに比べ比較的重さのあるデザインです。ケース素材とバンド素材は樹脂素材で仕上げられています。
カラー展開は1色で、ブラック系のみです。「Gショックと言えばこのデザイン!」と言える、シンプルな審判向きの時計です。
ストップウォッチ機能、タイマー機能、カレンダーにアラーム機能と審判に必要な機能は揃っております。価格帯はサッカー用審判時計としては高めの価格ですが、耐衝撃構造と80年代のクラシカルなデザインを考えると価値ある価格ではないでしょうか?
第9位【カシオ】WS-2000H-1AJF スポーツギア ペアモデル
カシオ時計のスクエアフェイスにアルミまたはステンレススチールを使ったデザインに仕上がっております。
本体のケースサイズは、縦43mm×幅38mmで厚みが12mm、重量は27gと他のものに比べて最も軽く、女性が身に付けても負担の少ない軽いデザインです。
ケース素材とバンド素材は樹脂素材で仕上げられています。カラー展開は、“ブラック系×グレー系”、“ブルー系×グレー系”、“オレンジ(ピンク)系×グレー系”と男性女性向けにそれぞれ3つのカラーが用意されています。シンプルで使いまわしやすいデザインの時計ですよ。
ストップウォッチ機能、ラップタイム機能と速度センサーによる歩数計測機能が付いております。価格帯はサッカー用審判時計としてはやや高めの価格ですが、パパはコーチ、ママは応援席でサポートされる家族向けの時計じゃないでしょうか?
第8位【カシオ】SDB-100J-1AJF スポーツギア 5気圧防水
本体のケースサイズは、縦43mm×幅35mmで厚みが11mm、重量は28gと他のものに比べ小さく軽いデザインです。サッカーの審判中に腕が疲れにくいおすすめの審判時計です。
ケース素材は樹脂とアルミまたはステンレススチールで仕上げられております。バンド素材は樹脂素材で仕上げられています。
カラー展開は4色で、“グレー系×ブラック系”、“ブラック系×ピンク系”、“グリーン×ホワイト系”、“ピンク系×ホワイト系”になっています。全体的にポップなデザインで、オフコートを中心に使われる方向きの審判時計です。
ストップウォッチ機能、デュアルタイム機能、タイマー機能、カレンダーにアラーム機能と審判に必要な機能は揃っております。価格帯はサッカー用審判時計としては手頃な価格で、オフコートでも使いまわしやすいおしゃれな審判時計です。
第7位【カシオ】STL-S300H-1BJF スポーツギア タフソーラー
本体のケースサイズは、縦43mm×幅36mmで厚みが11mm、重量は30gと他のものに比べやや小さめのデザインです。一般的な大きさでは返って邪魔になるような小柄な体格の方におすすめの審判時計です。ケースとバンド素材は樹脂素材で仕上げられています。
カラー展開は3色で、“ブラック系×オレンジ系”、“ブラック系×ブルー系”、“ホワイト系×ピンク系”になっています。ボタンの形状から丸くもあり四角くも見える、ラウンド型とスクエア型の魅力をあわせ持つようなデザインです。
ストップウォッチ機能、デュアルタイム機能、タイマー機能、カレンダーにアラーム機能に加えて、インターバル計測用のタイマー機能が付いております。価格帯はサッカー用審判時計としては手頃な価格で、手が届くお手頃な価格で比較的手に取りやすい審判時計です。
第6位【カシオ】WV-M200-1AJF スポーツギア 電波時計
本体のケースサイズは、縦52mm×幅47mmで厚みが15mm、重量は58gともっとも重く、大きな文字盤で見やすいのも特徴です。他のものと比べ少し重量があるのでしっかり丈夫な時計を好む方に向く審判時計です。
ケースは樹脂とステンレススチールで仕上げられています。ステンレススチールを採用したことで重量は増えますが、時計に使われる金属で最も高度が高く頑丈なのが特徴です。バンド素材は樹脂素材で仕上げられています。
日本・北米・ヨーロッパに対応した電波時計が採用されており、オフコートで海外に出かけられる方向けの審判時計とも言えます。
カラー展開は3色で、“ブラック系×シルバー系”、“ブルー系×シルバー系”、“レッド系×シルバー系”になっています。ステンレススチールカラーが頑丈なイメージを感じさせる審判時計です。
ストップウォッチ機能、デュアルタイム機能、タイマー機能、カレンダーにアラーム機能に加えて、サマータイム設定機能が付いております。価格帯はサッカー用審判時計としてはやや高めの価格で、頑丈でアウトドアにも使いたい方に人気の審判時計です。
第5位【カシオ】W-734J-2AJF スポーツギア 10気圧防水
本体のケースサイズは、縦48mm×幅42mmで厚みが13mm、重量は38gとシンプルなだけに軽さにも特徴があります。ケースとバンド素材は樹脂素材で仕上げられています。
ラウンド型のケースは一番ポピュラーな形で手に馴染みやすく、昔から多くの方に人気のデザインです。
カラー展開は3色で、“ブルー系・ホワイト系・ブラック系”になっています。シンプルなカラーリングで電池寿命も10年と長持ちな使いやすい審判時計です。
ストップウォッチ機能、デュアルタイム機能、タイマー機能、カレンダーにアラーム機能とシンプルさを追求したモデルです。価格帯はサッカー用審判時計としては手の出しやすい価格で、気に入ったカラーがあれば家族全員で揃えておくのもおすすめです。
第4位【カシオ】STW-1000-8JF フィズ スポーツウォッチ ソーラー電波
また、デザインでは、ビビットなカラーのラインナップが多く展開されており、明るいカラーリングはファッション性を重視するスポーツ愛好者に人気の商品となっています。
こちらは、タフソーラー電池と日本・北米・ヨーロッパ・中国に対応した電波時計を採用したモデルです。LAP MEMORY 60の上位クラスで計測ログデータを最大60本分メモリーできます。
本体のケースサイズは、縦49mm×幅45mmで厚みが11mmとLAP MEMORY 120に比べ大きくさらに薄く使いやすさが追求されています。腕周りは215mmで重量は46gで同シリーズに比べるとやや重さが増えています。ケースとバンド素材は樹脂素材で仕上げられています。
走りながらでもLAPタイムを確認しやすい大型のボタンが用意されているなど、走り回るサッカーの審判が使いやすいモデルとして人気です。
カラー展開は6色で、“ブラック系×ブラック系”、“ブラック系×イエロー系”、“ブラック系×ブルー系”、“ブルー系×グリーン系”、“ホワイト系×パープル系”になっています。夜間での視認性が高められた時計で夕方や夜の試合でも確認しやすい大型の液晶となっています。
通常のストップウォッチ機能、デュアルタイム機能、マルチタイマー機能、カレンダーにアラーム機能に加え、ソーラー充電機能やワールドタイム機能などシンプルながらもアスリート性に優れております。
価格帯はサッカー用審判時計としては若干高めではありましすが、ランニングやウォームアップなど他のスポーツでの使いやすさを重視する方には要チェックです。
第3位【カシオ】STR-300J-1AJF フィズ スポーツウォッチ
本体のケースサイズは、縦35mm×幅48mmで厚みが12mmとやや厚みも薄く動き回るのに使いやすい大きさだと思います。腕周りは205mmで重量は30gと比較軽い時計なのも特徴です。ケースとバンド素材はどちらも樹脂が採用されています。樹脂素材は、軽く柔らかく弾力性もあり肌にフィットしやすい素材だと思います。
カラー展開は7色で、“グリーン系”、“ピンク系”、“パープル系”、“シルバー系×ネイビー系”、“ホワイト系×ブルー系”、“ホワイト系×ピンク系”、“ネイビー系×シルバー系”になっています。バンド表面のカラーも2タイプに分かれておりオフコートで使えるファッション性の高さも人気の理由の1つです。
ストップウォッチ機能、デュアルタイム機能、カレンダーにアラーム機能を備えております。電池寿命も10年を目指しておりに優れており長期間愛用できると審判時計として人気の商品です。
価格帯はサッカー用審判時計としては手の出しやすい価格帯で、両腕にカラー違いで選ばれる方も少なくありません。ウォーキングやランニング用の時計としてもおすすめのアイテムです。
第2位【アディダス】ADP3216 スプラング
サッカーのグランド上だけでなく普段使いしやすいデザインに仕上げられております。
カラーバリエーションも豊富なので、普段から使いやすい時計です。本体のケースサイズは、縦横40mmで厚みが12mmと使いやすい大きさだと思います。腕周りは195mmで重量は35gです。ケースとバンドの素材はポリウレタンで仕上げられています。
ケースとバンドと共に使われるポリウレタンの素材は、プラスチック素材の中でもゴムのように柔らかく弾力性もあるので、全体的に肌にフィットしやすい時計に仕上がっております。耐油性にも優れている素材なので皮脂によって劣化しにくい時計です。
カラー展開は5色で、“ブラック・ホワイト・ブルー・レッド・ホワイト×レッド”になっています。カラーが豊富なところも人気の理由で、審判時よりもオフコートでのおしゃれ使いがメインとしたい方におすすめの時計です。
ストップウォッチ機能、デュアルタイム機能、マルチタイマー機能、カレンダーにアラーム機能を備えております。シンプルながらも機能性に優れております。
価格帯はサッカー用審判時計としては若干高めではありましすが、オフコートでの使いやすさを考えると両腕に色違いを着用すると楽しみが広がるのではないでしょうか?
家族で共有するのにもおすすめの時計です。
第1位【アディダス】ADP6085 パフォーマンス クエストラ
サッカーのグランド上だけでなく普段使いとしてオフコートでも着用できるようなデザインに仕上げられているのが特徴で、スポーツ愛好者に使いやすい便利なサイズと耐久性が自慢の商品です。
本体のケースサイズは、縦36mm×幅42mmで厚みが14mmと使いやすい大きさだと思います。腕周りは195mmで重量は40gです。ケースの素材は、ポリカーボネートプラスティックの素材で、バンド素材はポリウレタンです。
ケースに使われるポリカーボネートプラスティックの素材は、耐衝撃性の高さと高い耐熱性をあわせ持つ素材で過酷な環境下でも優れた性能を発揮する素材です。
バンドに使われるポリウレタンの素材は、別名ウレタンゴムと呼ばれプラスチック素材の中でもゴムのように柔らかく弾力性もあり、肌にフィットしやすい素材だと思います。合わせて耐油性にも優れており、日常生活で分泌される腕の皮脂の影響を受けにくくもあります。
カラー展開は1色で、“ブラック×ホワイト”になっています。バンド表面の三本線カラーがシンプルなところも人気の理由のひとつで、オフコートでもおしゃれとして着用できるのも魅力です。
ストップウォッチ機能、デュアルタイム機能、カレンダーにアラーム機能を備えております。シンプルながらも機能性に優れております。価格帯はサッカー用審判時計としては高めではありましすが、アディダスというブランドと審判時の使いやすさを考えれば価格以上の価値があるのではないでしょうか?
これからパパコーチになる方へのギフトとしてもおすすめの時計です。
【番外編】サッカーコーチに必要なそのほかのアイテム
実はサッカーの審判には時計以外にも用意しておく必要のあるアイテムがいくつか存在します。ここでは初めてのパパコーチで準備しわすれがちなアイテムを紹介します。
審判の肩に光るフェアプレーワッペン
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特になくても審判をするのに問題ありませんが、真っ黒な審判ウェアに一点の黄色のワッペンがなぜか“デキる審判”に見えたりします。
意外となくしやすいトスコイン
蹴り心地の変わる空気圧計
こだわりの審判時計でパパコーチを楽しむ
突然のパパコーチで、審判用のウェアや時計、その他必要なアイテムなど揃えるアイテムがたくさんあります。慌てていると、ついついおしゃれやこだわりに目が向かず、後から後悔する原因にもなるでしょう。
特に審判時に使う時計については、他のアイテムに価格もするもので頻繁に買い換えることも少ないため、購入前からしっかり選びたいものです。黒一色の審判ウェアに時計は意外と目立つアイテムです。試合時間を確認するたびに満足感の得られる審判時計なら、オフコートでのおしゃれでも使いたくなるはずです。
また、審判時に限らず日常使いでも楽しめます。時計を立てて飾れる時計スタンドを購入して飾るのもおすすめです。書斎の本棚やデスクに置くだけでもグッとインテリアが引き立ちますよ。
ランキングで挙げた審判向けの時計は、実際に少年サッカーで見かけた商品や人気の時計を集めてみました。審判用の時計を選ぶ際に、ぜひ参考にしていただきあなたのお気に入りを見つけてくださいね。