『ダイワ』といえば、国内では『シマノ』と並ぶ二大釣具メーカーとして知られています。メジャーなメーカーだけに、取り扱っているルアーもデザイン面、機能面ともにバラエティー性が豊かです。ただし、種類が多いだけに選び方は重要です。ダイワのルアーの中でも、おすすめの5点を選んでみました。
ルアーの選び方
ルアーを選ぶ際は、釣果が得られるポイントを攻められるかどうかが大前提となります。そのうえで、次の3点を考慮してルアーを選びましょう。
レンジは複数用意しておこう
魚というのは、すべて同じ深さに住んでいるわけではありません。浅いところに住んでいる魚種もいれば、比較的深いところに住んでいる魚種もいます。
そのため、それぞれのレンジに合わせて対策を組む必要があるのです。ルアー選びもそうした対策の一環で、大まかに浅層、中層、深層の3つのレンジに対応したルアーがあるため、自分の釣りに合ったものを選びましょう。
浅層を泳いでいる魚種が狙いならば浅層用のルアーを、深層にいる魚種ならば深層用のレンジを選ぶことをおすすめします。
ただ、同じ魚種であっても、必ずしも同じレンジにいるというわけではありません。時間帯などによって、同じ魚種でも狙うべきレンジが変わることがあるのです。
そのため、用意しているルアーが単一のレンジにしか対応していなければ、釣果は期待できません。こうした事態を避けるために、複数のレンジに対応したルアーをあらかじめ用意しておきましょう。
サイズはターゲット向きか
一口に魚といっても、それぞれサイズが違います。比較的サイズが小さい魚がターゲットなのに、大きいサイズのルアーを使っても食いついてくれません。大きい魚でも、ルアーのサイズが小さすぎると、同様の結果となってしまいます。
釣果を得るためにも、ターゲットに合ったサイズのルアーを選びましょう。『ダイワ』の場合は種類が豊富なので、ターゲットに合ったサイズのルアーが見つけやすいでしょう。
ただ、魚の種類を限定して狙うのは簡単ではありません。基本的には釣りをする場所で釣れる魚のうち、最大サイズを基準にしてルアー選びなどを行うことをおすすめします。
カラーが合っているかも重要
意外と忘れてしまうのが、ルアーのカラーのことです。同じ場所で釣っていても、ルアーのカラーによって釣果に大きな差が出るというケースもあります。
また、どのカラーが釣果につながりやすいかは、天候や水質、時間帯、季節などによって変化してきます。同じ魚種であれば、同じカラーを使い続ければいいというわけではないのです。
ただ、どのシチュエーションでどのカラーのルアーが良いかについては、人によって様々です。「カラーと釣果は関係ない」という見方をしている人もいます。
ここで挙げた3つのポイントのうち、カラーは優先順位として低いです。対象レンジ、サイズについて熟考したあとで、余裕があれば考えておくぐらいでいいでしょう。
【ダイワ】ルアーおすすめ5選!
『ダイワ』は釣具メーカーとしては大規模なため、ルアーの種類も豊富です。上記の3点と人気などを考慮すると、以下の5つをおすすめします。
ショアラインシャイナー
ショアジョギングを想定して作られているルアーで、ネットで取り上げられることの多い人気商品です。Zバーティス、Zセットアッパー、Zランカーハンターなど、全部で7種類あります。
Zバーティスは飛距離重視タイプ、Zセットアッパーはハイアピールタイプ、Zランカーハンターは磯場対応タイプなど、同じショアラインシャイナーでも種類によって性格に違いがあります。
いずれにしても、ショアジョギングといえばショアラインシャイナーといえるほどの定番商品で、通販サイトでの売り上げランキングも高めです。
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モアザン ミニエント
「湾奥のプリンス」の異名で知られる、大野ゆうきさんが監修しているルアーです。全長57mm、重さ11.5gの小型バイブレーションタイプで、湾奥での使用を前提に作られています。
実際には湾奥に限らず、様々な場面で重宝するルアーです。湾奥に限らず、数多くのシチュエーションでの使用も報告されています。
小型だけあって、よく飛ぶことが特徴といえます。「バイブレーションタイプはこれしか使わない」というレビューが見られるほど、好きな人にとっては手放せないルアーです。
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モアザン ソルトペンシル
シーバス釣りには欠かせないといわれていた、TDソルトペンシルの後継ルアーです。こちらも、シーバスアングラー向けのルアーとなることを目指して作られています。
「これは餌だ」とまでいわれたTDソルトペンシルを受け継いだ「F」と、青物を釣ることを狙いとして作られた「S」の2種類があります。いずれもトップウオーターと呼ばれる浅層向きです。
レビューを見えると、メッキにようにルアーを餌じゃないと見抜けるような魚でも、モアザン ソルトペンシルなら釣れたというものがあります。それだけ、本物の餌に近いということかもしれませんね。
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TDバイブレーション
同じバイブレーションでも、ミニエントがソルトウォータータイプなのに対し、TDバイブレーションはバスルアーです。基本モデルであるSと、スティーズカスタムの2種類があります。
初期シリーズが出てから20年以上経った現在でも人気商品となっています。ただ巻きしているだけで釣れるという「お手軽さ」が人気の理由です。
Sはジャラジャラとうるさい音が出るタイプ、低温ラトルが響くウーファータイプの2タイプあります。スティーズカスタムはサイレント、ガラスラトル、ウーファーの3タイプが用意されています。
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サムライジグ スロー
ショアスローに対応したジグです。ショアジギングが活性の比較的高い魚向きの陸釣りなのに対し、ショアスローは活性が低めの魚を狙った陸釣りとされています。
針の表面に特殊加工を行うことで、刺さり性能が従来の商品と比較して40%アップしていると説明しています。ただ、刺さりやすいので、取り扱いに注意が必要です。
55-80mmまで5種類のサイズがあり、色はマイワシやゼブラグローなど9種類がラインナップされています。根がかりしにくいフックセッティングとなっているのも特徴です。
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種類豊富なので注意して選ぼう
このように、『ダイワ』のルアーはバリエーション豊かで、どれを選ぶか迷ってしまうでしょう。ただレンジ、サイズ、カラーの3点を考慮すれば、自分に合ったルアーが見えてくるはずです。
どうしても迷ってしまいようならば、まずは「定番」とも呼べる商品を考慮してみましょう。そのうえで、用途に合わせたものを選ぶようにしていくことをおすすめします。