ロードバイクは自転車のなかでも高価であり、しかも軽いので盗まれやすい傾向があります。愛車を守るためには、盗まれにくい鍵を選ばなければなりません。本記事では、大切なロードバイクを守るための鍵の選び方やおすすめの鍵、鍵のかけ方をご紹介していきます。
ロードバイクの鍵の選び方
ロードバイクの鍵は、種類や重量、携帯性などに違いがあり、多くの商品が販売されています。鍵選びで迷わないように、選び方で気をつけたいポイントを3つピックアップしました。ぜひ参考にして、愛車を守る鍵選びに役立てましょう。
鍵の種類で選ぶ
ロードバイクの鍵には、U字ロック・チェーンロック・ワイヤーロック・折りたたみ式ロックといった4つの種類があります。耐久性や携帯性などに注目して、それぞれの特徴を解説していきます。
堅牢性の高いU字ロック
U字ロックとは、名前の通りU字型のフォルムが特徴の鍵です。U字部分の間にフレームを入れ、バー部分にはめることでロックがかかります。ロードバイクの鍵のなかでも、堅牢性の高い鍵であり、簡単に切断・破壊することはできません。
ロードバイクを守る能力には優れていますが、頑丈な分、重さがあるのは気になるポイントです。スピーディーで快適な走行を楽しみたいロードバイクでは、持ち運びには不向きでしょう。ロングライドやトレーニングよりも、自宅で保管するときなどにおすすめの鍵です。
壊されにくさと携帯性に優れたチェーンロック
チェーンロックは、鎖でできた鍵で、鎖部分はカバーで覆われています。チェーンは切断されにくい素材であり、カッターなどで切られる心配が少ないです。
また、チェーンロックはU字ロックに比べると長さがあるので、構造物に固定する「地球ロック」がしやすく、防犯性能を高められます。さらには、重量や形状から持ち運びにも適しています。U字ロックの堅牢性には劣るものの、切断されにくさと携帯性の両方を重視したいライダーに最適です。
コンパクトで持ち運びやすいワイヤーロック
ワイヤーロックは、ワイヤー部分をフレームと後輪、フレームと構造物などに通してロックする鍵です。コンパクトな商品が多く、持ち運びに適しています。
フレームに取り付けできるパーツを使えるタイプなら、鍵を自転車につけたまま収納要らずで走行できます。ロングライドやトレーニングでは、乗り降りするタイミングが少なく、自転車を離れる時間も少ないでしょう。走行に影響せず持ち運べて、鍵の取り付けで手間取ることも少ないです。
ただし、U字ロックやチェーンロックに比べると、強さには不安があります。長時間停めておくなら他の鍵と組み合わせるのがおすすめです。
携帯しやすくスタイリッシュな折りたたみ式ロック
折りたたみ式ロックは、折りたたまれたプレートを伸ばすことで、チェーンロックのように使える鍵です。プレートロックと呼ばれることもあり、プレートには鉄板などを入れ、強度を出しています。
プレートを折りたたむとコンパクトにおさまるのも特徴です。携帯性に優れているので、ロングライドをするときにも邪魔になりません。
一見、切断や破壊に強く見えますが、耐久性はそれほど高くないです。ワイヤーロックと同じく他の鍵と組み合わせるのが安全です。
軽さと持ち運びやすさが重要
ママチャリや街乗りのクロスバイクでは、スピードはそれほど重要ではないので、重い鍵でも走行に影響はないでしょう。一方、ロードバイクは軽やかな走りが魅力で、ロングライドやレースで走る機会も多いです。
そのため、快適な走行を楽しむために、軽さや持ち運びやすさにも注目しましょう。チェーンロックやワイヤーロックなどを組み合わせるなど、走りを意識した鍵選びが大切です。
ロングライドなどにはダイヤルタイプがおすすめ
ロードバイクの鍵には、施錠方法で鍵タイプとダイヤルタイプの2つに分かれます。ロードバイクでロングライドやトレーニングをする場合は、鍵が邪魔になったり、施錠で手間どったりしないようにダイヤルタイプがおすすめです。
防犯性能については、ダイヤルの桁数が多いほどパターンが多くなり、突破されにくくなります。3桁~5桁の鍵があるので、できるだけ盗まれにくくするなら5桁の鍵の方が安心です。
ロードバイクの鍵おすすめ5選!
数多くあるロードバイクの鍵のなかから、おすすめしたい鍵を5つピックアップしました。パナソニックやブリヂストンなどの有名メーカーの鍵もご紹介するので、ぴったりの鍵を見つけましょう。
【Sportneer】チェーンロック
チェーンロックは、長さが約1mあるので、地球ロックしやすくなっています。ダイヤルは5桁あり、10万通りのパスワードパターンによって防犯性能を高めてくれます。
また、快適な走行を損なわない軽量性も魅力です。約700gと最低限の重量にとどめ、持ち運びやすさにも優れています。フレームに巻きつけてそのまま走行することもできるので、収納スペース要らずのコンパクトがおすすめポイントです。
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【パナソニック】シリコンカバー採用U型ロック SAJ080B
こちらのU型ロックは、ダブルディンプルキーを採用し、不正な開錠に強いのが特徴です。切断や破壊に強いだけでなく、鍵穴を突破されることも少ないので、盗難予防効果が高いです。
U字ロックは素材によっては、ロードバイクを傷つけやすいというデメリットがあります。『パナソニック』のU型ロックなら素材にシリコンカバーを使用しているので、車体に優しく傷つける心配がありません。
防犯しつつ車体もきれいに保ちたい方におすすめです。
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【ブリヂストン】エブリロック WL-EVL
携帯しやすいサイズ感も特徴で、ロングライドやトレーニングにもおすすめです。チェーンロックやU字ロックと比べると耐久性は低いので、ダブルロック用の鍵として購入をおすすめします。
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【PALMY】コイルロック
ロードバイク本体の防犯以外にも、サドルロックに使っているユーザーも多く見られました。サドルだけ盗まれることもあり得るので、フレームのロックとは別に、サドルロック用に購入するのもおすすめです。
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【PAW】ブレードロック PW0902
亜鉛合金プレートで盗難を予防しつつ、ABS樹脂コーティングで自転車への傷も防いでくれます。長さは87cmあり、3台の自転車をまとめてロックできるほどなので、地球ロックも可能です。
鍵と合わせて、専用ケースが付属しています。専用ケースをフレームに固定することで、リュックやサドルバッグのスペースを取ることなく走行できます。持ち運びやすい折りたたみ式タイプを探している方におすすめです。
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ロードバイクを守る鍵のかけ方
ロードバイクの盗難を防止するためには、耐久性の高い鍵を選ぶだけでなく、鍵のかけ方も重要です。鍵をかける場所や組み合わせなどをおさえて、盗まれくい鍵のかけ方を実践しましょう。
地球ロックする
ロードバイクをより確実に守るなら、地球ロックがおすすめです。地球ロックとは、地面に設置されたポールや柵など、簡単には動かせない構造物と固定することです。
盗難は、鍵の切断や破壊だけでなく、ロックされたものと丸ごと持っていく方法もあります。でも、地球ロックなら無理やり盗まれる可能性が少なくなります。
地球ロックするためには、ポールや柵などを通す鍵の長さが必要です。頑丈なU字ロックは長さが短いので、地球ロックできないこともあります。長さのあるチェーンロックやワイヤーロックの方が地球ロックしやすいです。
鍵を組み合わせてダブルロックする
ひとつの鍵では、盗みを働く人にとって手間が少ないので、盗まれやすくなります。チェーンロックやワイヤーロックなど複数の鍵でロックすれば、強度がアップするだけでなく、切断・破壊する手間が増えます。
手こずっている間に人目についたり、発見できたりする可能性もあり、盗難を防ぎやすくなるでしょう。
注意したいのは、防犯性能の低い鍵をどれだけつけても意味がないということです。頑丈な鍵でダブルロックしなければ、突破されてしまうので、複数の鍵をしっかりこだわって選びましょう。
人目のつく場所に停める
鍵をかける場所にも気を配りましょう。人目のつく場所に停めれば、見つかるリスクが高いので、盗難が発生しにくくなります。もし盗まれそうになっても発見できる可能性が高く、ロードバイクを守れるでしょう。
長い時間停めない
ロードバイクを長い時間停めていると、それだけターゲットになる時間が長くなります。ロングライドやトレーニングなどでは、停めている時間は少ないですが、街乗りや通勤などで利用している場合は注意が必要です。
どうしても長く停めなければならないときは、地球ロックやダブルロックで強度を上げましょう。
最適な鍵を選んで大切なロードバイクを守ろう!
ロードバイクの鍵には、U字ロックやチェーンロックなどの種類があり、耐久性に差があります。快適な走行を楽しむには、耐久性だけでなく、重量や携帯性にも注目して選びましょう。
また、鍵の選び方と合わせて、かけ方も盗難防止に有効です。地球ロックやダブルロック、人目のある場所に停めるなどを実践することで、盗まれにくくなります。おすすめの鍵も参考にして、最適な鍵とかけ方で大切なロードバイクを守りましょう。