女の子は新体操競技の中でも最もポピュラーな、リボンに一度は憧れるのではないでしょうか。最近では幼児からの習い事としても人気です。華やかで優雅な動きで魅了する新体操リボンですが、選ぶ際のポイントや収納時のポイントをこの記事でご紹介します。
新体操リボンの選び方
新体操といえば、リボンが真っ先に思い浮かぶ方がほとんどではないでしょうか。最近では、幼い年齢からする習い事として新体操も人気です。実際、リボンを始めても、ママ達もどんなリボンを持たせたらいいのか悩みますよね。
新体操のリボンは、遊具やイベント時に使用できるものから競技用まで様々あります。どんなリボンを選べばよいのか、下記内容をぜひ参考にしてみてくださいね。
練習用と本番用で分ける
まずは、練習用と本番用のリボンを分けて選びましょう。練習ではリボンの動きが確認しやすく、万が一破損した場合でも安心なものを選びましょう。
意外にも競技になると、リボンを高く飛ばしてキャッチするという動きもあるので、体育館の天井に引っかかって破れてしまった‥ということも珍しくありません。
本番用リボンは、観客や審判から見て華やかに見られるグラデーションのものを選ぶと良いでしょう。
年齢や用途にあった長さを選ぶ
使用する方の身長や用途に合わせて、リボンを選ぶことがとても大切です。まず、年齢によっても身長は違ってくるので、使用するリボンの長さも変わってきます。身長に対してリボンが長すぎると、扱いにくく絡みやすくなってしまいます。また、長い分重たくなってしまいますので注意しましょう。
幼児・遊び用 | 長さ:5m以上、幅:4cm~6cm |
ジュニア(小学生高学年以上) | 長さ:5m以上、幅:4cm~6cm |
シニア(高校生以上) | 長さ:7mの布のうち1mをスティックの取り付け部分で折り返し最低6m以上、幅:4cm~6cm |
素材・色で選ぶ
素材を選ぶ
用途によっても異なりますが、おすすめ素材は“レーヨン”“ポリエステル”です。競技規定素材には“サテン・類似した材質”とあり、この2種類がよく使用されています。特段大きな違いはありませんが、レーヨンの方が動きがしなやかだと言われています。
また、公式競技会に出場する場合には『(財)日本体操協会検定品』『FIG(国際体操連盟)認定品』と表記されている商品を選びましょう。公式競技会の場合、各団体の認定品であるという、手具承認マークが印刷されたものであるリボンのみ使用が認められています。
2018年にFIGの機械器具規定が変更になったばかりなので、競技用のリボンを購入する際は、各メーカーやショップに問い合わせをし確認してから購入することをおすすめします。
色で選ぶ
練習用リボンであれば、単色のものを選ぶといいでしょう。自身のリボンの動きがしっかり確認できるのでおすすめです。競技用リボンの場合、見せることが重要になってくるので、2色以上使用したリボンが良いでしょう。リボンの動きがより華やかになりますよ。
色が多くなりピッチの短いグラデーションのものだと、より躍動感とスピード感を表現できるようになります。熟練してくると、逆にリボンには頼らずに単色のものを選ぶ方が増えてきています。
新体操リボンおすすめ5選!
新体操リボンを選ぶポイントをお伝えしてきましたが、自身が求めるリボンのイメージはつきましたか?新体操リボンといっても、様々なメーカーがあるので迷ってしまう・・・という方もいるでしょう。
新体操リボンのメーカーといえば、『ササキスポーツ』と『チャコット』ですが、その数ある新体操リボンの中からおすすめ商品をご紹介します。それぞれの特徴が異なりますので、自分が求めている、欲しいと思ったリボンをぜひ見つけてみてくださいね。
【チャコット】ドリルリボン
『チャコット』から発売のこちらの商品は、試合用リボンと同様素材でありながら、重さが通常リボンの約2倍のリボンです。“かき”が苦手な方、リボン競技に磨きをかけたい方におすすめです。
サイズ | 6m |
重量 | 60g以上 |
素材 | レーヨン |
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【チャコット】グラデーションリボン 5m(01)[カラーNO226~745]
色鮮やかなグラデーションで、躍動的な演技を表現することができる『チャコット』のリボンです。柔軟加工を施した“ソフト仕上げ”がされているため、程良い空気抵抗でしなやかな動きを操ることが可能です。静電気防止糸で縫製されているので、摩擦による静電気も抑制できます。
サイズ | 5m以上 |
重量 | 30g以上 |
素材 | レーヨン |
FIG(国際体操連盟)認定品・(公財)日本体育協会検定品 |
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【ササキ】ハイピッチグラデーションリボン M-71HG
グラデーションの美しい、鮮やさが大人気の『ササキ』のハイピッチグラデーションリボンです。短いピッチで繰り返される3色のグラデーションで、躍動感をさらに引き立ててくれます。
サイズ | 6m以上 |
素材 | レーヨン |
FIG(国際体操連盟)認定品・(公財)日本体育協会検定品 |
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【ササキ】アートグラデーションデザインリボン M-71AG-F
『ササキ』のリボンは日本製であり、織方も日本伝統である“琥珀織技術”を採用し、その織り方ならではの美しさしなやかさ、光沢が演技にもプラスされることでしょう。この織りにより静電気も発生しにくく、高いプリント力と濁りの少ない発色で人気です。
サイズ | 6m以上 |
素材 | レーヨン |
FIG(国際体操連盟)認定品・(公財)日本体育協会検定品 |
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【Yolito】ダンスリボン
『Yolito』のリボンは2mなので短く、幼児や遊びに適したリボンです。お遊戯会やイベントなどで、ダンスを華やかにしたい時におすすめです。明るく華やかな色味を使用しているので、人目を惹くのには抜群でしょう。
サイズ | 2m |
素材 | ポリエステル |
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新体操リボンのスティックの選び方
新体操リボンの長さについてお伝えしてきましたが、もうひとつ重要なのが持ち手のスティックです。リボン同様、スティックも使用する方の身長や用途に合わせ選ぶことがとても大切です。身長に対してスティックが長すぎると扱いにくく、リボンも動かしにくくなります。
また、手首にも負担がかかりやすくなるので注意しましょう。競技となるとリボンに触れると減点になるので(触る技以外で)、身体から遠くに離した方がいいということで、あえて長めを選ぶ方法もあります。
しかし、スティックが長すぎると、床にリボンがつきやすく、減点対象になるということも踏まえて選ぶといいでしょう。下記では、2つの選び方のポイントを記載しています。ぜひ、選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
年代に合わせて選ぶ
幼児・遊び用 | 50cm以下の小さめなもの |
ジュニア(小学生高学年以上) | 約50cm |
シニア(高校生以上) | 50~60cm |
素材の特性で選ぶ
新体操リボンのスティックは、メーカーによって素材や使い心地など、特性が違います。しなりがいいもの・悪いもの、手のフィット感など、同じ長さでも異なります。また、デザインや色も豊富にあるため、しっかりと吟味することが大切です。
新体操は演技のテーマに合わせて衣装をコーディネートするので、演技と衣装に合わせていきながらも、使いやすく手に馴染みやすいものを選ぶことをおすすめします。
グラスファイバー
軽量で静電気が発生しにくい素材です。ある程度使用していくと、破損することもあるので、定期的な買い換えをおすすめします。有名メーカーであれば、ほぼグラスファイバーを使用したスティックが販売されています。
プラスチック
軽量で耐久性があります。グラスファイバーと比較すると静電気を通しやすい性質を持っているので、競技用リボンとしては不向きです。趣味や遊び道具として使用する分にはピッタリでしょう。
カーボンファイバー
グラスファイバーよりも6~7g軽い素材です。耐久性にも優れているので、競技用としてピッタリです。ただし、グラスファイバーと比較して堅い素材なので、熟練者向きになります。
新体操リボンスティックおすすめ5選!
新体操リボンスティックにも、特性があることを把握したところで、こちらでは人気のスティックをご紹介していきます。
スティックも、それぞれのブランドによって特徴や大きさが異なるため、詳細をよく確認しておくことをおすすめします。自身のなかで、選ぶポイントを踏まえながらイメージをして、参考にしてみてくださいね。
【チャコット】メタルスティック(スタンダード)
手に馴染みやすい『チャコット』のラバーグリップのスティックです。メタルカラーのため演技もきらびやで豪華な演出ができるでしょう。スティックも柔らかすぎず堅すぎず、ちょうどいいので初心者の方でも使いやすいスティックです。
サイズ | 60cm |
素材 | グラスファイバー、合成ゴム |
FIG(国際体操連盟)認定品・(公財)日本体育協会検定品 |
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【チャコット】ラバーグリップスティック(先調子ソフト)
スタンダードスティックよりもやわらかく、リボンに素早くパワーが伝わりやすく作られた『チャコット』のスティックです。
その構造により、“かき”の負担を軽減することができるので、トップアスリートも使用するスティックです。グリップには合成ゴムを使用しているので、滑りにくくなっています。
サイズ | 60cm |
素材 | グラスファイバー、合成ゴム |
FIG(国際体操連盟)認定品・(公財)日本体育協会検定品 |
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【チャコット】カーボンスティック(先調子)
静電気の発生をより少なく、絡みにくいカーボン素材を使用している『チャコット』のスティックです。グラスファイバー製のスティックよりも、軽量で耐久性があります。
金属先端の改良により、リボンの回転がアップし、よりリボンに力が伝わりやすい作りになっています。堅め素材を使用していることもあり、熟練者向きのスティックです。
サイズ | 60cm |
素材 | カーボンファイバー、合成ゴム |
FIG(国際体操連盟)認定品・(公財)日本体育協会検定品 |
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【ササキ】トリコロールスティック ナチュラルグリップ M-781T-F
リボンへの一体感を可能にした、鮮やかな3色のグラデーションが入った『ササキ』のスティックです。グリップには天然ゴムを使用しているので、高品質で自然な感触なので手にもフィットします。
サイズ | 60cm |
素材 | グラスファイバー、合成ゴム(天然ゴム配合) |
FIG(国際体操連盟)認定品・(公財)日本体育協会検定品 |
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【ササキ】ショート アブソーブラバーグリップ M-700JK-F
2019年の新色で、全長をやや短くし、扱いやすさをアップさせた『ササキ』のスティックです。グリップの色も目立つカラーにしていることで、キャッチする際も確認がしやすくなっています。身長の低めの方や初心者にもおすすめのスティックです。
サイズ | 57cm |
素材 | グラスファイバー、合成ゴム(天然ゴム配合) |
FIG(国際体操連盟)認定品・(公財)日本体育協会検定品 |
楽天市場
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新体操リボンケースおすすめ5選!
実際に使用するリボンとスティックをご紹介してきましたが、気になってくるのはリボンの収納はどうするのか?という点ではないでしょうか。ここでは、有名メーカーで販売されているものをご紹介していきます。
子どもが習い事でされる場合、ママ手作りのリボンケースを使用している方も多いようです。ママ手作りであれば、世界にひとつだけの収納ケースとして、子どもも嬉しく、大事にしてくれるでしょう。実際に販売されている人気の収納ケースを参考に、ハンドメイドするのもおすすめですよ。
【チャコット】ショルダー巾着
別売りのリボン&スティックホルダーとクラブ1組も入る『チャコット』のショルダー巾着です。ストッパー付きなので中身も飛び出さないので安心です。2本のリボンとスティックが収納できるので、練習用リボンと本番用リボンの収納するのにも便利ですよ。
サイズ | 縦67cm、横:12cm |
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別売り:【チャコット】スティック&リボンホルダー
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【チャコット】リボンケース
リボン一つひとつのコンディションを保つことができる『チャコット』のケースです。スケルトンなので中身が確認しやすくなっています。出すときもスムーズに取り出せるので、小さな子どもでも使用することが可能です。
サイズ | 幅6.9cm、横:7.2cm |
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【ササキ】R.G.ガール リボン・スティックケース ブラック×ルミナスピンク AC-52
『ササキ』のケースは、リボン巻き付け用の板が付属されており、リボンを付けたままスティックを収納できる優れものです。
板が2枚入っているので2本のリボンの収納が可能なため、競技用に使用する時に重宝しそうですね。デザインも女性らしい可愛いデザインなので、持っているだけでも気分が上がることでしょう。
サイズ | 縦66cm、横:9cm |
楽天市場
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【ササキ】リボンケース M-756
こちらは『ササキ』のリボンケースです。小さな子どもでも巻きやすく、リボンにシワがつかないと人気のケースです。デザインも可愛いので、何個でも持ちたくなってしまうでしょう。
サイズ | ワンサイズ |
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【RG Magic】リボンケース ショルダー50
『RG Magic』オリジナルハンドメイドのリボンケースです。50cmリボンの収納ができます。巻き付け用の板がついており、リボンがはずれないようにゴムとボタンで止めることが可能です。
そのため、よれてシワになることも防げます。本体はフタ付きでマグネットの開閉式になっているので、スティックが飛び出すことがないでしょう。
楽天市場
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新体操リボンはお気に入りのものを見つけよう
新体操リボンは、リボンとスティックのそれぞれに特性があり、使用する方の身体に合ったものを選ぶことがポイントです。
この記事をご覧になっている方は、すでに熟練の方やこれから子どもの習い事に新体操を始めたいと考えている方など様々でしょう。表現をしていくうえで技術的なものはとても大事です。
しかし、その競技を好きであることが、新体操という可憐でありながらもハードな競技を続けていくうえで必須となってくるでしょう。
新体操の中でも、リボンという特に優雅で繊細な動きを表現していくには、自身の身体と心がマッチするものを身に付けていくことが、上達が早くなるひとつのポイントになるはずです。
競技への愛着をより持っておくことができるように、リボンやスティック選びも入念に行いましょう。ぜひお気に入りのものを見つけて、素敵なリボンの演技をしてくださいね。