バレエシューズおすすめ16選!国内・海外ブランド別人気色もチェック

バレエシューズおすすめ16選!国内・海外ブランド別人気色もチェック

たくさん売られているバレエシューズですが、何を基準に選んだら良いのか分かりづらいのではないでしょうか。教室ですすめられたものをずっと使っているという方も多くいますが、もっとご自身の足にフィットして、動きやすいバレエシューズがあるかもしれません。ここではバレエシューズの選び方についてご紹介します。

バレエシューズの生地は3種類

バレエシューズの生地は大きく分けて、布でできた「キャンバス生地」、羊皮でできた「革」タイプ、トゥシューズのようにきらきらと光りを反射する「サテン生地」の3種類があります。

また、つま先だけ革、他の部分はキャンバス生地という「ミックスタイプ」もあります。まずはそれぞれの特徴をご紹介します。

バレエシューズの生地は3種類

お手ごろ価格で足にフィットしやすい「キャンバス生地」

キャンバス生地とは厚手の布のことです。このタイプのバレエシューズには、以下のようなメリットがあります。

  • 吸水性が良い
  • 足になじみやすい
  • (他のタイプに比べると)安価

バレエは床をつま先や足の裏で擦りあげるような動きを多くしますので、布であるこのタイプは、少し汚れやすいのが難点です。また、耐久性に関しても革タイプのものに比べると劣ります。

耐久性が高い「革」のシューズ

続いて、革を使用したバレエシューズです。バレエシューズに使われる革は多くの場合、柔らかくなじみやすい羊の皮を使用しています。

羊皮のバレエシューズは、丈夫で耐久性に優れていますし、使っているうちに足の形に合わせて革が伸びてくれます。

しかし、丈夫な分、厚みがあり床を感じにくい作りになっています。また、キャンバス生地に比べると通気性が劣っています

また、つま先のみが革、他の部分がキャンバス生地のコンビネーションタイプは一番負荷のかかるつま先の部分に耐久性のある革を使い、他の部分に吸水性の良いキャンバス生地を使用しているので一番合理的なバレエシューズと言えるでしょう。

バレエは全身運動かつ、筋肉を冷やさないように真夏でも冷房はほとんど使いません。ですから、全身すごく汗をかきますが、革やコンビネーションタイプは洗濯をすることができないのが難点です。

バレエらしい「サテン生地」

サテン生地のバレエシューズは足首にサテンのリボンを巻きつけて結ぶ形のものが多く、きらきら光る独特の光沢がある見た目はトゥシューズのようです。

サテン生地は傷がつきやすく、汚れもつきやすいものです。日本では主に発表会などのステージのみ使用しますが、海外のバレエ学校では普段のレッスンから使用するところもありますよ。

どの生地を選ぶかは、教室の床を見てから

普段のレッスンで使用するバレエシューズを「革」と「キャンバス生地」のどちらにするかは、教室の床を見てから決めるのが良いかと思います。

日本のバレエ教室は多くの床下地の上に仕上げ材として、リノリウムを敷き詰めています。

リノリウムは適度の滑り止めの機能とクッション性を兼ね備えているのですが、カルチャー教室などで行なわれるバレエ教室はフローリングの床である場合が多いです。

日本のフローリングはワックスなどで手入れがされており、とてもすべり安い床になっています。

HIPHOPダンスなどシューズにグリップのついたスニーカーをはいて踊るダンスには良いですが、バレエにとっては少し踊りにくい床です。フローリングの床がレッスン会場の場合は、少しでもすべりにくくするために「革」タイプのバレエシューズを使用することをおすすめします。

なお、海外ではバレエ学校でもフローリングであることがよくあります。日本のフローリングとは少し違い、ワックスがかかっていない床にレッスン前に霧吹きで水をまき、床を湿らせて滑りにくくしてからレッスンを始めます。

初心者はフルソールがおすすめ

初心者はフルソールのバレエシューズがおすすめ

バレエシューズの底の部分にはソールがあてられています。ソールはクッション性の強いもの、硬めのものなど、メーカーによって特徴が違います

多くのメーカーが、ソールが一枚になっている『フルソール』のタイプとつま先側と踵側でソールが2つに分かれている『スプリットタイプ』の2種類を販売しています。

足に馴染みやすいのはスプリットタイプのバレエシューズです。

しかし、つま先をぎゅっと内側に丸めこみ、足の甲を伸ばした綺麗な足先を少しでも早く作れるようにするにはフルソール型を使用することをおすすめします。

フルソールタイプは反発力があるので足の裏の筋肉を使って、足先を丸めるにはスプリットタイプの方より筋力が必要になります。最初は使いにくくてもフルソールタイプを使用した方が、早く足の裏の筋力を鍛えることができます。

足の裏の筋力が十分に鍛えられてきたら、より動きやすいスプリットタイプに変更します。そうすることで早くバレエを上達することができるでしょう。

日本人の足の形とシューズの選び方

バレエシューズは素材やソールとともに、サイズもぴったりのものを選ぶことが大切です。

大きすぎるとつま先の前の部分が余って踊るときにもたついてしまったり、踵が脱げてしまったりしますし、小さすぎると足先が伸びきらず、踊っているうちにつま先が痛くなってきたり、シューズが脱げてしまったりします。

シューズは足の縦の長さと横幅両方を見て一番合うものを選ぶと、踊りやすいシューズを手に入れることができます。

一番多いのはエジプト型

まずは、つま先の形についてです。レッスンでつま先立ちをすることを「ルルベ」といいます。

この形をとるときに、ご自身の足の形を理解しておくと、レッスンでの上達にも役立ちますし、シューズのサイズ合わせにも役立ちますよ。日本人に多い足の形の特徴についてご紹介します。

つま先の形は大きくわけると、以下3タイプのいずれかに該当します。

  • エジプト型…第1趾が一番長い
  • ギリシャ型…第2趾が一番長い
  • スクエア型…第1趾と第2趾が同じ長さ

なお、日本人の7割がエジプト型であると言われています。残りの2割がギリシャ型、残りの1割がスクエア型です。

この中でバレエに一番適している足の形がスクエア型です。スクエア型であるとルルベで2本の指を軸に立ち上がることができるので、安定して立つことができるのです。

しかし、スクエア型の方がバレエ向きといっても、エジプト型やギリシャ型の方もバレエを踊ることはできます。

スクエア型の方より、より足の裏の筋肉が必用になりますので、このタイプの方は、特にフルソール型で練習を始めることをおすすめします。

さらに、バレエシューズを選ぶ際は、通常の靴同様にサイズを選びます。バレエシューズは足のつま先から踵のサイズである『足長』と、親指の付け根と小指の付け根を一周した『足囲』、もしくは足の一番幅の広い部分を測る『足幅』の3つの尺度があります。

なお、足長は23.0cm,23.5cmといったように、0.5cm間隔になっています。

足囲と足幅(ワイズ)は、JIS規格ではA,B,C,D,E,EE,EEEで表され、Aが一番幅が狭く、EEEが一番広いサイズです。

日本人で一番多いのはEと言われていますが、近年では、日本人の足の形も変わってきりおり、Dが一番多くなっているという統計もあるようです。

近くにお店がなく、インターネットでの購入を考えている方は一度、メジャーで足のサイズを測って下の表でサイズを確認してみて下さい。
 

足長 A B C D E EE EEE
足囲 足幅 足囲 足幅 足囲 足幅 足囲 足幅 足囲 足幅 足囲 足幅 足囲 足幅
19.5 183 76 189 78 195 81 201 83 207 85 213 87 219 89
20 186 78 192 80 198 82 204 84 210 86 216 88 222 90
20.5 189 79 195 81 201 83 207 85 213 87 219 89 225 91
21 192 80 198 82 204 84 210 86 216 88 222 91 228 93
21.5 195 81 201 83 207 86 213 88 219 90 225 92 231 94
22 198 83 204 85 210 87 216 89 222 91 228 93 234 95
22.5 201 84 207 86 213 88 219 90 225 92 231 94 237 96
23 204 85 210 87 216 89 222 91 228 94 234 96 240 98
23.5 207 86 213 89 219 91 225 93 231 95 237 97 243 99
24 210 88 216 90 222 92 228 94 234 96 240 98 246 100
24.5 213 89 219 91 225 93 231 95 237 97 243 99 249 101
25 216 90 222 92 228 94 234 96 240 99 246 101 252 103
25.5 219 91 225 94 231 96 237 98 243 100 249 102 255 104
26 222 93 228 95 234 97 240 99 246 101 252 103 258 105
26.5 225 94 231 96 237 98 243 100 249 102 255 104 261 107
27 228 95 234 97 240 99 246 102 252 104 258 106 264 108

 
 
 
 

※足長:cm/足囲・足幅:mm

トゥシューズは足長、足幅ともに選択することができるのですが、バレエシューズはメーカーによっては足幅の選択肢があまりないところもあります。

サイズを測ってみて、AやEEEに該当するという方は、足幅の選択できるメーカーのバレエシューズを購入することをおすすめします。

『グリシコ』のバレエシューズは足長・足幅に細かくサイズの選択をすることができます。

足先のケアでもっと綺麗な足先を作る

バレエを踊るうえでは全身にしなやかな筋肉をつける必要があります。その中でも足の裏から脚全体の筋肉はとても重要です。

バレリーナが細く美しい体であるのは、食事を気にしているからということもありますが、日々の鍛錬によって付けた筋肉によるものです。

バレエのレッスンに参加していると必然的に筋肉はついてきますが、体への力の入れ方を間違えて練習し続けるとかえって脚が太くなってしまいます。

正しく動くには足先のケアも大切です。つめが必用以上に伸びていると隣の指に爪があたり、足先に力を入れられなくなってしまいます。爪は適度な長さに切って、切り口を鑢で丸めておきましょう

また、できれば爪にはマニキュアなどを塗らないことをおすすめします。マニキュアは爪の呼吸を妨げてしまい、動きに鈍感になってしまいますよ。

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【ブランド別】おすすめのバレエシューズ16選

日本では、店頭、ネット問わずたくさんのバレエシューズが販売されています。そのなかでもおすすめのバレエシューズをご紹介していきます。

国内ブランド

まずは国内ブランドからです。欧米人と日本人では顔の作りが違うように足の特徴もことなります。国内ブランドは基本的には日本人の足に合うように開発されていますので、日本の平均的な足の形をお持ちの方は国内ブランドのバレエシューズを購入することをおすすめします。

チャコット

チャコットは戦後、まだ混乱の中にあった日本で、まだ海外製のバレエシューズしかなかった時代に、創業者である土屋誠が輸入品のトゥシューズを分解し、構造を調べて一からつくるところから始まっています。

今でも、チャコットのシューズは長野の工房で1点1点丁寧手作業で製作されています。

  • 【チャコット】ウォッシャブルバレエシューズ

ポリエステル65%、綿35%でストレッチが利いた人口革のバレエシューズです。

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  • 【チャコット】ストレッチバレエシューズ 0025

人口革の珍しいバレエシューズです。耐久性に劣りますが、伸縮性がよくとてもよく足になじみます

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  • 【チャコット】オール革バレエシューズ

つま先にプリーツ加工を施し、フィットしやすくしてあるオール革のバレエシューズは、初めてのバレエシューズに最適です。

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シルビア

シルビアも国内で40年以上バレリーナのシューズを作り続けている老舗ブランドです。シューズのラインナップが多く選択の幅が広がります。

  • 【シルビア】サザンクロスIV(20.5~26.5cm/ユーロピンク)スプリットソールバレエシューズ<布製(ゴム付)>

【シルビア】サザンクロスIV(20.5~26.5cm/ユーロピンク)スプリットソールバレエシューズ<布製(ゴム付)>

出典:シルビア

底を薄くしてフィットしやすくしたスプリットソールのバレエシューズは、中級者以上向けです。

公式サイトはコチラ

  • 【シルビア】前皮バレエシューズ(フルソール)

GY_03_1,バレエシューズ

カンガルーの皮を使用した耐久性が高いバレエシューズです。

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海外ブランド

イタリア発祥のバレエは欧米で古くから発展してきました。ヨーロッパでは淑女のたしなみとして多くの女性が大人になってもレッスンに通っています。そんなヨーロッパでは数多くの歴史のあるメーカーがあります。

サンシャ

日本でもっとも手に入りやすく、価格も手ごろなものが多いフランスのブランドです。

  • 【サンシャ】フルソール布製バレエシューズ4C

輸入品であるのにも関わらず、お手頃な価格で購入できます。品質もとても良いのでおすすめですよ。

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  • 【サンシャ】布スプリットソールバレエシューズ 3AC

こちらも手頃な価格のスプリットタイプのバレエシューズです。つま先の幅が少し大きめの作りになっています

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  • 【サンシャ】全革バレエシューズ(フルソール)14L

ダブルステッチの全革バレエシューズは、激しいレッスンにも耐えられます

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レペット

女性のアパレルブランドとしても有名なレペットです。洗練された上品なデザインにとても惹かれるブランドですね。レペットももともとは有名振り付けしである息子のローラン・プティのために母親が作ったシューズがブランドのはじまりです。

  • 【レペット】Soft ballet shoe full sole(オール革)

【レペット】Soft ballet shoe full sole(オール革)

出典:レペット

牛革のバレエシューズです。履き始めは少し固めですが、履いているうちに足の形に革が伸び、フィットしてきます

公式サイトはコチラ

  • 【レペット】Soft ballet shoe full sole(キャンバス生地)

【レペット】Soft ballet shoe full sole(キャンバス生地)

出典:レペット

レペットの定番バレエシューズで、甲の部分はクロスでなく1バンドタイプです。

公式サイトはコチラ

カペジオ

1887年創業のダンスシューズのイタリアブランドです。

  • 【カペジオ】Daisy Ballet Shoe

フルソールの前革シューズで、初心者向けです。

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  • 【カペジオ】Split-Sole Hanami Ballet Shoe

キャンバス生地のスプリットソールシューズです。キャンバス生地にポリエステルを混ぜているので、足にフィットしやすい作りになっています。

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国内・海外メーカーのコラボ商品

ドゥッシュドゥッシュ&レアルト

インターネット販売から始めたドゥッシュドゥッシュですが、現在は独自製品や有名ブランドとのコラボ商品を多数取り扱っています。

  • 【ドゥッシュドゥッシュ&レアルト】スーパースプリットシューズ

イタリアのレアルトとのコラボ商品です。ストレッチサテンを用いた、足馴染みの良い生地です。ソールの形が特徴的で、中級、上級者向けですが、踊りなれた方にとっては、足のサポートをしてくれ、とても踊りやすい作りになっていますよ。

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紐の縫い付け方でフィット感が変わる

バレエシューズは足の甲の部分のクロスゴムをご自身で縫い付けるものが主流です。これは、足の形に合わせてよりシューズをフィットさせるためです。サイズや生地等をご自身に合うものをせっかく見つけたら、シューズを使う準備であるこの作業も慎重に行ないたいですね。

縫いつけに必要なもの

  • 太目の縫い針
  • バレエシューズと同じ色の糸
  • はさみ
  • 安全ピン(大き目)
  • 【チャコット】シューズソーイング糸

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縫いつけの手順

  1. シューズをはいて、引き紐を引き結び、履き口の大きさを調整します。
  2. クロスゴムを安全ピンでシューズに仮留めします。
    クロスする部分が甲の中央にくるようにし、ゴムをシューズの内側にいれ、調度良くフィットする長さに調節し、手で押さえたままシューズを脱ぎ安全ピンで留めます。
  3. 糸で縫いつけます。糸を針に通し、端と端を一緒に玉結びして2本取りで縫います。シューズの履き口にある縫い目と同じ位置で縫うと縫い糸が目立たなくなります。細かめの半返し縫いでしっかりと縫い付けましょう。玉留めをシューズの外側にします。
  4. 縫い付けたら一度履いてみてフィット感を感じれば問題ありません。
  5. あまったゴムを切ります。縫い目から5ミリくらい残してゴムを切ったら完成です。

これで、シューズの準備は完了です。どのシューズが合うかは教室の床や足の形、筋肉のつき方によって変わってきます。どのシューズが一番フィットして踊りやすいのかいくつか試して見つけていく必要があります。そんな工程もバレエの楽しみのひとつになると良いですね。

バレエシューズを上手に選んでのびのびと踊ろう

コンテンポラリーダンスなどの創作ダンスでは裸足で踊ることもありますが、バレエを踊るには、バレエシューズ、トゥシューズいずれかを身につける必要があります。

バレエといえば、つま先まで綺麗に伸び、つま先で立ちアラベスクを決めているバレリーナの姿を思い浮かべるのではないでしょうか。

しかし、バレエのレッスンをはじめたばかりのころはペラペラのバレエシューズを使ってレッスンに参加します。

レッスンを続けていき、脚や足首、足の裏の筋肉が十分にしっかりしてきたら、先生の判断で初めてトゥシューズをはくことができます。トゥシューズをはけるようになってからも、毎回レッスンのはじめに行なわれるバーレッスンではバレエシューズを使用します。

バレエを始めると長い付き合いになるバレエシューズは、体全体を支えていく大切なものです。バレエの上達やケガの防止にも関係してきますので、ご自身の足にあったもの探し出すことは早い上達にもつながるとても大切なことです。

また、海外旅行中にバレエ体験レッスンに参加してみるのもなかなか楽しいものです。レッスンスタジオやメソッドが普段の教室とは違い新たな発見があります。海外旅行の新たな楽しみになるかもしれませんね。

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