軟式野球バッドにもさまざまな種類があります。どのような軟式野球バットを選べば良いのかわからないという悩みを抱えている方もいるでしょう。そこで今回は、わかりやすく軟式野球バットの種類・選び方を解説し、おすすめ15選を紹介します。それぞれの商品を比較してみてくださいね。
軟式野球バットの種類とそれぞれの違いとは?
軟式野球に使われるバットには木製バット、金属バット、高機能複合バットの3種類があり、それぞれ様々な特徴があります。
これから軟式野球を始めようと思い、バット選びを開始しようと考えている方は、まずこの軟式野球バットの種類の違いを把握しておきましょう。
木製バット
木製バットはその名のとおり「木」でできているバットです。金属バットとの最大の違いは芯が狭いという点で、つまり木製バットのほうが芯に当てるのが難しいということです。また飛距離は金属バットよりも3m~5mほど短く、打球のスピードも金属バットに劣ります。
そして、木製バットの重心はヘッド寄りにあるので、金属バットに比べてバットコントロールが難しいと言えます。芯に当てる難しさはありますが、練習で使うことによってバッティング技術が向上するというのが木製バットです。狭い芯の部分でボールをミートする技術を取得するにはおすすめです。
金属バット
金属バットは、木製バットに比べて芯が広いので、ある程度バットの中心に当たれば飛距離が出ます。また、木製バットと違って芯を外してもバットが折れえることがないので、バットを買い替える必要がなく、コスト的にもおすすめです。
そして重心がグリップ寄りにあるため、バットコントロールも比較的スムーズです。一般的には、軟式野球には金属バットがおすすめと言えます。
高機能複合バット
近年話題となっているいわゆる「飛ぶバット」です。この高機能複合バットは、金属バットでボールをミートした瞬間、打球部に柔軟で高反発の素材を成形することでバットが一瞬変形し、ボールの変形をおさえて跳ね返すことで結果的に飛距離が各段に向上するというものです。
しかし大会によっては使用が禁止されている場合もあるので注意が必要です。
軟式野球バットの選び方
軟式野球バットには木製バットと金属バット、高機能複合バットの3種類があることがわかったうえで、次はグリップの太さと飛距離の関係や、バットの長さとコントロールの関係について解説していきます。
軟式野球バットのグリップの太さと飛距離の関係
グリップの太さに違いが出るのは木製バットで、金属バットについてはほぼ変わらない太さになっています。そしてグリップの太さはグリップテープによっても調節が可能です。
一般的に、グリップが細いほうが遠心力を利用してよりボールを遠くへ飛ばしやすく、また、グリップが太いほうがミートがしやすいとされています。
軟式野球バットの長さとコントロールの関係
バットの長さはバットコントロールと関係しています。長すぎると遠心力で身体が持っていかれてしまい、短すぎると軽すぎてコントロールできなくなります。
そのため、自分に適した長さを確認しましょう。ジュニアの場合は一般的にバットを地面に立てて、バットのグリップが股下と鎖骨の中間あたりがベストです。
パワーヒッターにおすすめの軟式野球バットとは?
ボールを遠くに飛ばしたい、またはチーム内でもパワーヒッターとしての役割が求められているなら、軟式バットの選び方もパワーヒッターに適したバットを選ぶことが必要です。それでは実際にパワーヒッターにはどのようなバットを選べば良いのでしょうか。
トップバランスタイプを選ぶ
ボールを遠くへ飛ばしたいというパワーヒッターには「トップバランスタイプ」がおすすめです。トップバランスタイプとは、重心がトップつまり先端にあるバットです。そして遠心力によってヘッドスピードが速くなることでボールを遠くへ飛ばすことができます。
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第3位【ゼット】ブラックキャノンZ II
『ゼット』の「ブラックキャノンZ II」は、トップバランスのボールを遠くへ飛ばしたいパワーヒッター向けの金属バットです。最外層と中間層の間に特殊ラバーが内蔵されていることが最大の特徴で、従来よりさらに大きくたわむことで瞬時にボールを復元し、ボールを強く遠くへ弾き返します。
また、打撃部側と比べて、グリップ側の強度をより上げています。そうすることで、インパクト時のバットの逆反りがおさえられ、スイングのパワーをそのままバットからボールに伝えて飛距離を伸ばし、しびれにくい構造になっています。
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第2位【ゼット】木製プロモデルBMT38784
『ゼット』のこちらの木製プロモデルは、硬式用でも人気の元中日ドラゴンズの森野選手、埼玉西武ライオンズの森選手モデルを採用した軟式用木製バットです。
ただボールを遠くへ飛ばすだけではなく、ヘッドを細身にして安定したグリップエンドを採用したことで、バットコントロールを向上させ、ミドルヒッターまでを対象にした人気のモデルです。
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第1位【エスエスケイ】ライズアーチ193
『エスエスケイ』から発売しているこちらの「ライズアーチ193」は、ニューヨークヤンキースで活躍したミッキー・マントルが1960年に記録した193メートルという世界最長ホームラン記録にちなんだ軟式バットです。
内側を凸凹にしてた2重管構造で、さらにラバーシートで反発係数を従来のカーボンバットと比べて8.3%向上させ、トランポリン効果で飛距離を飛躍的にアップさせることができます。
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アベレージヒッターにおすすめの軟式野球バットとは?
飛距離よりもバットコントロールを重視してボールをミートすることを追求したいという方には、アベレージヒッターに適したバットを選ぶことが必要です。それでは実際にアベレージヒッターにはどのような軟式野球バットが適しているのかを見ていきましょう。
ミドルバランスタイプを選ぶ
ミドルバランスは、重心をバットの中間に設定し、重心の範囲が広いのでバットが降りやすくコントロールしやすいというメリットがあります。そのため、たとえ同じ重さでもトップバランスより軽く感じることでバットコントロールがしやすくなり、ボールをミートしやすくなっています。
ジュニア年代や軟式野球を始めたばかりの方のようなエントリーモデルとしてもおすすめです。
アベレージヒッター向け軟式野球バットおすすめランキングBEST3
第3位【DeMARINI】ケーポイント
『DeMARINI』の「ケーポイントミドルバランスモデル」は、新軟式ボールに合わせハンドル部にHMコンポジットを採用したことで、ボールの変形をおさえてより効果的に弾き返すことができるおすすめのバットです。
バットの重心を中央にすることで抜群のバットコントロールを実現し、それでいて従来の高機能バットよりも硬い素材であるウレタンを使用することで、飛距離も伸ばしてくれるおすすめのミドルバランスのバットです。
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第2位【ローリングス】ハイパワーマッハ-S
『ローリングス』から発売している「ハイパワーマッハS」は、従来のハイパワーマッハよりも8cm拡大したワイドスプレッドバレルを採用したことで、ボールを逃すことなくミート率がアップした人気モデルです。打球面のグリップ力を1.8倍向上させたハイパーグリッド加工を採用しています。
さらにカーボン素材の含有率を見直し、20gもの軽量化を実現、バットコントロールしやすくなった、中長距離ヒッター向けのおすすめのミドルバランスモデルです。
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第1位【ミズノ】ビヨンドマックス ギガキング
『ミズノ』から発売している「ビヨンドマックスギガキング」は、人気の高機能複合バットで、打球の変形をおさえて反発力で鋭くはじき返すおすすめのバットです。従来のビヨンドマックスシリーズよりも2.3%反発性能が向上し、さらにパワーのある打球を飛ばすことができます。
打球部には「フラルゴPUフォーム」を採用し、ボールを柔らかく鋭くはじき返すことができ、反発力を向上させるうえで犠牲になりがちな耐久性能はそのままに維持しています。
さらに重心が中央にある「ミドルバランスモデル」を採用しているので、中長距離ヒッターにおすすめのモデルになっています。
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メーカー別軟式野球バットおすすめランキング
ミズノ
第3位【ミズノ】ビヨンドマックス ギガキング02
『ミズノ』の「ビヨンドマックス ギガキング02」は、ウレタンの厚みと芯の素材を変えることでさらなる進化を生み出した人気モデルです。
ウレタンを従来のギガキングよりも厚くすることでより反発力を生み出し、打球部平行部が長めに設計されているので、打ち損じを減少させることができます。ミートポイントが広がったうえに更なる破壊力を兼ね備えた、ミズノ最強の軟式野球バットです。
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第2位【ミズノ】ビクトリーステージ Vコング02
『ミズノ』の「ビクトリーステージVコング02」は、高校野球でも数多くのスラッガーが使用するモデルの軟式野球モデルです。強度や耐久力などのバットの特性を高めるため、ミクロの組織や微妙な温度条件にまでこだわりをもった素材で作られた金属バットです。
中長距離ヒッターにおすすめのミドルバランスモデルで、ちょっと芯をはずしただけでもあっという間に打球が外野まで飛んでいくおすすめのバットです。
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第1位【ミズノ】プロフェッショナル
『ミズノ』の「プロフェッショナル」はミズノが誇る人気の木製バットです。素材には軽くて折れにくい性質で、耐久性に優れ、打球面もあまり凹まないメイプル素材を使用しています。
プロフェッショナルは西武ライオンズの栗山選手モデル、北海道日本ハムファイターズの近藤選手モデル、東北楽天ゴールデンイーグルスの銀次選手モデル、元読売ジャイアンツの村田選手モデルの4種類が展開しています。
栗山選手、近藤選手、銀次選手モデルが操作性の良いグリップを採用した振りぬきやすいアベレージヒッター向け、村田選手モデルが細めのグリップでヘッドスイングスピードを向上させたパワーヒッターモデルになっています。
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ゼット
第3位【ゼット】バトルツインFRP
『ゼット』の「バトルツインモデル」は、高弾道を実現したいパワーヒッターにおすすめのトップバランスモデルのバットです。カーボン芯の打撃部を三重管構造に設計した高反発ウレタンパットを搭載した人気モデルです。
さらに他のメーカーと違う点は、打撃部側パーツとより強度をアップしたグリップ側パーツをジョイントすることでインパクト時、バットの逆反りをおさえることでパワーを逃がすことを防ぐとともに、衝撃力を効果的に分散します。
そのために芯を広く感じさせ、積極的な打撃をアシストするおすすめの軟式野球バットです。
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第2位【ゼット】ブラックキャノンST2 FRP
『ゼット』の「ブラックキャノンST2」は、超速ライナーで硬く瞬時に弾いて飛距離アップを目指したいパワーヒッターにおすすめの、トップバランスタイプの軟式野球バットです。
ヘッド部を一体型で成形することによってコスパに優れ、最外層と中間層の間に特殊ラバーを内蔵することで従来よりさらにボールの形状を変えずに強く速く遠くへ弾くことができます。
さらに打撃部表面をウェーブ型3D転写加工することでボールとバットのスリップを抑え、よりインパクト力を向上させています。
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第1位【ゼット】プロステイタス
『ゼット』の「プロステイタスモデル」の木製バットは、埼玉西武ライオンズの森選手モデルの軟式野球バットです。素材には軽量で折れにくいメイプル素材を使用し、コントロールしやすくなっています。
木製ですが軽量でコントロールしやすいタイプなので芯でミートしやすい木製バットと言えます。硬くなった新型M号ボールでも最適なはじきを実現する、おすすめの軟式野球バットです。
中学生・ジュニアにはミドルバランスがおすすめって本当?
中学生やジュニア年代には、コントロールがしにくいトップバランスモデルを選ぶよりも、まずはコントロールしやすいミドルバランスタイプを選んで、しっかりと芯でミートすることを心がけることがおすすめです。
ミドルバランスでも遠くへ飛ばせる
近年の高機能複合バットは、三重管構造でボールがつぶれることなくそのまま弾き返すことが容易なため、そんなに力を入れなくても抜群の飛距離を発揮することができます。
それはわざわざトップバランスモデルではなくても、ミドルバランスモデルでも十分な飛距離を発揮することができることを意味しており、それが中長距離ヒッター用という表現で紹介されています。
中学生・ジュニア向け軟式野球バットおすすめランキングBEST3
第3位【エスエスケイ】ハンターマックス
『エスエスケイ』の「ハンターマックス」は少年野球用の金属バットで、バットコントロールがしやすいミドルバランスタイプです。
打球部にはエスエスケイ独自開発の進化したバンピーコアを搭載して打球初速が向上しています。素材には軽量性と耐久性に優れた「超々ジュラルミン」を採用した、コスパに優れたおすすめの少年野球用バットです。
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第2位【ミズノ】メガキングⅡミドル
『ミズノ』の「メガキングⅡミドル」は少年野球におすすめのミドルバランスモデルです。ミドルヒッター向けのコントロールしやすいバットで、打球部表面の凸部分でボールの食いつき感を向上させています。
また、ボールを運ぶという感触を実感できる打撃を演出してくれる、おすすめの少年野球用バットです。
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第1位【ルイスビルスラッガー】カタリスト2
高機能複合バット最強と呼ばれる『ルイスビルスラッガー』カタリスト2は、型カーボンとチタンベルトの相乗効果により高い反発力を実現する人気でおすすめの少年野球用軟式バット薄です。
バットの根元のテーパー部分に硬いチタンベルトを巻くことでしなり戻りが増すという構造になっています。ミドルバランスですが、飛距離は文句なしのおすすめの軟式野球バットです。
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軟式野球バットでお気に入りを見つけよう!
軟式野球のバットには、木製バットと金属バット、高機能複合バットの3種類があり、それぞれ特徴や素材に違いがあります。
木製バットは芯が狭くて扱いにくいですが、狭い芯に当てるトレーニングを積むことで、さらに技術の向上につながるというメリットがあります。
金属バットは芯が広くて扱いやすく、また、折れにくいのでコスパに優れています。そして高機能複合バットはボールの変形を抑制して瞬時にボールを遠くまで弾くという飛距離を伸ばしたい方におすすめです。
そのうえで、さらにグリップが細ければパワーヒッターにおすすめで、太ければアベレージヒッター向けとされています。自分にあったお気に入りの軟式野球バットを選んで、パフォーマンスの向上に役立ててみてはいかがでしょうか。