サッカーの公式戦では、ユニフォームの下にインナーを着用することが義務付けられています。そのため、サッカー用の長袖インナーは需要が高く、機能インナーを着用するプレイヤーも多いです。今回は、サッカー用長袖インナーについて解説し、おすすめサッカー用長袖インナー18選をご紹介します。
サッカーにおけるインナーウェアの基礎知識
サッカーでインナーウェアを着る目的
サッカーにおけるインナーウェアを着る目的は、公式戦で着用を義務付けられているということもありますが、その他にも、防寒性、速乾性、疲労軽減など、様々な観点でメリットがあります。
寒いなかでサッカーするときは、熱を逃がさないよう『防寒性』の高いインナーウェアが使われ、暑いなかでサッカーするときは、汗を吸収し、体の外へ押し出す『速乾性』があるインナーウェアが使われます。
また、疲労軽減という観点では、タイトなサイズ感で作られてるインナーは、適度に体を締め付け、適切に筋肉を稼働させることで疲労軽減の効果があります。
自分の体のサイズに合ったインナーウェアを着よう
長袖のサッカーインナーは、自分の体格にあったインナーウェアを選ばなければ、快適にプレーできず、最大限の効果を得ることができません。インナーウェアは、体のサイズとインナーウェアのサイズを合わせることによって、真価を発揮します。
インナーウェアの構造上、体に沿っていないと、汗を吸い取りにくいうえに熱も逃がしやすく、さらには筋肉を適度に締め付けることができず、疲労軽減をすることができません。
それではインナーウェアを効果が薄れてしまうので、体のサイズにあったインナーウェアを着用することをおすすめします。
公式戦で着用する場合はインナーウェアの色に気をつけよう
公式戦でインナーウェアを着用する場合は、インナーウェアの色に注意する必要があります。
サッカー競技規則第4条にインナーウェアの色について言及されており、その内容を要約すると、「インナーウェアを着用する場合、インナーウェアの色はシャツの袖と色と同じでなければならない。」とあります。
練習試合では、厳格にルール適用することはないので、気にしなくても大丈夫ですが、公式戦の場合は、サッカー競技規則に基づいて試合が行われるので、気を付ける必要があります。
ジュニア用インナーシャツの選び方
サッカーのジュニア用インナーウェアの選び方は、基本的に一般と同じで問題ありません。
成長期の場合、すぐにサイズアウトしてしまうことが予測されるため、大きいサイズのインナー選んでしまいたくなりますが、サイズが合っていないと効果が得られないので、必ず適切なサイズを選びましょう。
そのため高価なコンプレッションは、ジュニア年代には不向きで、体ができ上がっていないので、体を締め付けるコンプレッションは、なかなか効果が得られません。
コストパフォーマンスに優れた速乾性があるインナーウェアか、防寒性があるインナーウェアを選ぶことがおすすめです。
サッカーインナーウェアの種類は3つ!
インナー
素材がポリエステルで、汗を素早く吸収して、インナーの外へ押し出す速乾性があるインナーです。価格帯が1000円からと非常に安価で、夏場の練習に複数枚インナーがあるととても便利です。
プラクティスシャツの上にインナーを着用すると、プラクティスシャツが汗でベタつかず、インナーが汗を吸収してくれるので、快適にプレーすることができます。
ストレッチインナー
ストレッチインナーは、従来のインナーに伸縮性の機能が追加されたインナーです。伸縮性があるインナーは、体に沿ってフィットし、血行促進効果があり、パフォーマンスアップを期待することができます。
2,000円程度で購入でき、試合に挑む部活生におすすめの価格帯になっています。なかには、プラクティスシャツとセットで販売されているストレッチインナーもあります。
コンプレッションインナー
コンプレッションインナーは、ストレッチインナーに、疲労軽減効果が追加され、多くの機能を持つインナーです。プロサッカー選手や、トップクラスの大学、高校サッカー選手が愛用しています。
体に沿ってフィットするだけではなく、体の節々を適切に動けるように考えて作られており、パフォーマンスの向上と疲労軽減効果を兼ね備えた高機能インナーです。
ただし、価格帯が5,000円からと高価で、なかなか手出しにくいかもしれません。道具からパフォーマンスアップを考えるプレイヤーは、ぜひ1着だけでも所持することをおすすめします。
サッカー用長袖インナーおすすめ18選!
アンダーアーマー
アンダーアーマーは、アメリカのアメリカンフットボール選手によって創業された、アスリート目線のブランドです。
創業者のケビン・プランク氏は、自身の選手経験をもとに、従来のTシャツに代わるインナーウェアを作ろうと研究を重ね、そのインナーウェアの研究が、アンダーアーマーのみならず、インナーウェア界全体の発展に繋がりました。
サッカー界では、J2リーグの大宮アルディージャとJ3リーグのいわてグルージャ盛岡のサプライヤーを勤めており、海外では、イングランドの強豪、トッテナム・ホットスパーのサプライヤーを勤めています。
アンダーアーマのインナーウェアの特徴は、適度に体を締め付け、余計な振動を抑え、体をサポートするということです。
それに加え、様々な方向へスムーズに動きやすい工夫が施されており、これを4WAYストレッチ機能と言います。すべて紫外線対策が施されており、UVカット90%を実現します。
夏用と冬用に分かれているのも特徴で、夏用が薄く設計されたインナーウェアは『ヒートギア』といわれ、冬用は熱を逃がさない構造になっており、『コールドギア』といわれています。
【アンダーアーマー】ヒートギアアーマーコンプレッションLSモック
アンダーアーマーのヒートギアコンプレッションです。酷暑のシーンでも、吸汗速乾性に非常に優れ、べたつくことがなく、ストレスのない肌触りを実現します。
アンダーアーマー従来の4WAYストレッチ機能や、サポート機能に加え、ヒートギア特有の機能で、酷暑の日でも快適な動きをサポートします。汗が蒸発しやすい作りになっており、同時に体熱を発散し、暑さを逃がすことができます。
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【アンダーアーマー】ヒートギアアーマーコンプレッションLS
また、先ほどにシリーズにはこちらの商品もあります。LSとLSモックの違いは、デザインの違いのみです。ロゴの位置とラインの有無によって差別化されており、これはプレイヤーの好みで選んでも結構です。
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【アンダーアーマー】コールドギアアーマークルー
アンダーアーマーのコールドギアコンプレッションです。コールドギアの特徴は、構造上はヒートギアと同じです。汗が蒸発しやすい作りになっており、汗で体が冷えないように設計されています。
違いは、ヒートギアと比べて、生地を厚く設計することにより、風を通さない作りにしたことで、熱を逃がさない構造になっている点です。生地が厚くなったことによって、通気性が懸念されますが、コールドギアも速乾性を兼ね備えているので、汗でべたつく心配は無用です。
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アディダス
アディダスは、1900年にドイツ・ミュンヘンで創業された伝統があるブランドで、誰もが知る世界的なブランドです。様々なスポーツの部門でトップのシェアを争うブランドで、インナーウェアにおいても、高い評価を受けています。
サッカー界では、1,2を争う有名なブランドで、日本国内では、アディダスとサプライヤー契約しているJリーグチームは、5チームあり、国内シェア第2位です。日本代表のサプライヤーでもあり、日本代表のインナーウェアは、アディダスのインナーウェアが使われています。
海外でも、数多くのクラブチームとサプライヤー契約を結んでおり、地元バイエルンの強豪、バイエルン・ミュンヘンが1番有名な例です。
アディダスのインナーウェアは、アルファスキンというシリーズが主流です。エントリーモデルからトップモデルまで3種類あり、価格帯もモデルに合わせて変動しているため、選びやすいのが特徴です。
価格帯が比較的安いエントリーモデルが『Teamシリーズ』で、機能を重視したトップモデルが『Eliteシリーズ』、そしてTeamと中間にあたるのが『Athleteシリーズ』です。
3種類で共通して言えることは、人間の筋肉の連動やカラダの動きに沿って設計されたキネティックラインが採用されており、アスリートの動きを妨げることなく、筋運動を意識した動きをサポートできるということです。
【アディダス】コンプレッションウェア アルファスキン Team ロングスリーブTシャツ
アルファスキン Teamは、アディダスのインナーウェアの中でも求めやすい価格帯になっています。『クライマクール』というテクノロジーが採用されており、程良い速乾性が得られてコストパフォーマンスの良い商品です。
縫い目による運動時の摩擦を軽減し、着心地にこだわったフラットシームを採用しており、低価格帯ながら、速乾性とフィッティング感を兼ね備えたインナーウェアです。インナーウェアを初めて購入するプレイヤーや、練習用に複数枚欲しいプレイヤーにおすすめです。
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【アディダス】コンプレッションウェア アルファスキン ATHLETE
アルファスキン Athleteは、アディダスのインナーウェアの中では中間に位置するミドルモデルのインナーウェアです。Teamと違うポイントは、『クライマクール』よりさらに強力な効果を発揮する『クライマチル』というテクノロジーが採用されている点です。
「アディダス史上最高の冷感テクノロジー」といわれており、肌に接触するだけで冷感をもたらす『アイスドット』が、体をドライに保ちます。ミドルモデルですが、冷却効果はAthleteが1番効果があり、酷暑でハードなトレーニングを積むプレイヤーにおすすめです。
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【アディダス】コンプレッションウェア アルファスキン Elite
アルファスキン Eliteは、アディダスのインナーウェアでトップモデルに位置するインナーウェアです。着圧が1番ハードで、アスリートの体を360°包むボディーラッピングが非常にタイトなため、第2の皮膚のようなラッピング感を実現します。
TeamやAthleteと大きく違う点は、2つのインナーウェアが縫い目にこだわったフラットシームに対して、Eliteは、縫い目がないシームレスになっており、限りなく1枚の布で体を包むことを意識して作られていることです。それにより、アスリートに着ている感覚を忘れさせてしまうようなインナーウェアに仕上がっています。
サッカー日本代表の着用インナーウェアであり、試合用で強烈なサポートが欲しいインナーウェアをさがすプレイヤーにおすすめです。
プーマ
プーマは、アディダスと同様にバイエルンで創業された伝統のあるブランドで、アディダスとライバル関係にあたる世界的なブランドです。とくにシューズの分野で様々な実績があり、陸上のウサイン・ボルト選手は、プーマと契約しています。
サッカー界では、定番中の定番ブランドであり、ディエゴ・マラドーナ元選手、ジャンルイジ・ブッフォン選手、三浦知良選手など、国内外合わせて著名なサッカー選手がプーマと契約していました。
プーマと契約しているJリーグのチームは、7チームあり、これはアディダスを上回りシェア第1位です。2017,2018シーズン2連覇を達成した川崎フロンターレもプーマ契約チームです。プーマ契約チームは、プーマのインナーウェアを着用しています。
【プーマ】コンプレッション モックネック長袖シャツ
こちらは色が豊富に取り扱われているため、自分の好きな色でコーディネートも楽しめるでしょう。吸水速乾素材を使用しているため、汗をかいてもすぐ乾いてくれます。急いで洗濯した際などにも助かりますね。締め付けはそこまできつくありません。
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【プーマ】コンプレッションウェア テック ライト
3色展開のこちらの長袖インナーはシンプルで、どのウェアにも合わせやすいでしょう。ストレッチ性に優れていますが、比較的締め付けは優しいです。
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【プーマ】トレーニング ライト コンプレッション モックネック長袖シャツ
こちらはライトコンプレッションのため、締め付けは比較的優しいです。ストレッチ性に優れており、体が動かしやすいでしょう。
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アディダス、アンダーアーマーのインナーウェアは、高くて手出せないというプレイヤーや、チームのユニフォームがプーマのプレイヤーにおすすめです。
ナイキ
ナイキは、スポーツウェアではおなじみののメーカーで、アメリカ発のスポーツブランドです。様々なスポーツでナイキを愛用しているプレイヤーが多く、シェアは世界でも最高クラスです。
サッカー界でも、知名度は留まることがなく、2018年のワールドカップでは、ナイキスパイクの着用者が全体シェア1位を誇りました。革新的な新しいサッカースパイクを世に送り出し、サッカー界もけん引してきました。
Jリーグでも、ユニフォームをナイキが手掛けるチームが3チームあり、サンフレッッチェ広島、鹿島アントラーズ、浦和レッズと強豪揃いです。もちろんこの3チームはナイキのインナーウェアを着用し、ゲームに臨んでいます。
【ナイキ】NP コンプレッション L/S トップ
動いているとだんだん代謝が良くなり汗をかいて暑くなってきますが、こちらは速乾性に優れた素材を使用しているためすぐに乾いて涼しさを保ってくれます。心地よい締め付けが欲しい人におすすめです。
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【ナイキ】コンプレッション ドライフィット
汗のべたつきにしっかりと対応してくれるドライフィット素材採用の長袖インナーです。縮性も良いため、動きやすい伸でしょう。
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【ナイキ】コンプレッション L/S モックトップ
長袖ではありますが、動いたときに熱を上手に逃して涼しさを保ってくれます。べたつきは気にならず、さらっとした着心地のまま動くことができますよ。
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ナイキといえば、ハイブランドなイメージがありますが、インナーウェアは、比較的安価で購入でき、デザインもシンプルでクールなインナーウェアが多いです。インナーウェア入門したいプレイヤーで、ナイキが好きな方にはとてもおすすめです。
ガビック
ガビックは、2012年に名古屋で創業した新しいブランドです。近年は、フットサルの部門で素晴らしいシューズを世に送り出しており、着々と知名度が上がっているブランドです。フットサル日本代表の森岡薫選手がガビックと契約したことにより、さらに注目されています。
またサッカー界では、J2リーグの水戸ホーリーホックのサプライヤーを創業当初から現在まで契約しており、水戸ホーリーホックの選手は、トレーニングからゲームまでガビックのインナーウェアを着用しています。
アマチュアのサッカー界では、ガビックのユニフォームからインナーウェアまで採用するチームが多く、更なる発展が期待されるブランドです。
【ガビック】JRストレッチインナートップロング
こちらはジュニアサイズの商品です。風の侵入をしっかりと防いで体温を保ってくれます。色も様々なので、子どもにの好きな色を身にまとって体を動かすことができますよ。モチベーションにもつながるでしょう。
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【ガビック】ストレッチインナートップ
特徴は上記のインナーと同じく、風の侵入を防いでくれます。程よい締め付けが欲しい人におすすめです。
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【ガビック】ストレッチインナーシャツ
シンプルなデザインが、どのユニフォームとも合わせやすいでしょう。肌あたりも優しく、動きやすいですよ。
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特にメーカーで特別なテクノロジーを採用しているわけではありませんが、吸汗速乾機能素材を採用しており、コストパフォーマンスに優れたインナーウェアです。機能性に対して、特にこだわりがないプレイヤーにおすすめです。
ミズノ
ミズノは、1900年代に日本で創業された伝統のあるブランドです。様々なスポーツで高い評価を受けており、日本が世界へ誇るジャパンブランドです。
サッカー界でも、とても高い評価を受けており、スパイクのモレリアシリーズは、神が創ったシューズともいわれ、カカー元選手、リヴァウド元選手、フェルナンド・トーレス選手、中村憲剛選手など、様々な名選手が愛用してきました。
Jリーグでは、名古屋グランパス、ヴァンフォーレ甲府、愛媛FC、徳島ヴォルティスがミズノとサプライヤー契約を結んでおり、バイオギアのインナーウェアを着用しています。海外では、日本代表の中島翔哉選手が所属したポルトガルのポルティモネンセSCが、ミズノとサプライヤー契約しています。
【ミズノ】バイオギア シャツ ハイネック長袖 A60BS250
秋冬モデルの長袖インナーは、程よい暖かさを感じながら体を動かすことができます。ストレッチ性にも優れており、速乾性もあります。
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【ミズノ】バイオギア シャツ ハイネック長袖 32MA8150
豊富なカラー展開が魅力的なこちらは、むずがゆいツッパリ感をあまり感じません。光沢が特徴的な商品です。
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【ミズノ】バイオギアシャツ ハイネック長袖 ジュニア
こちらはジュニアサイズの秋冬用商品です。通常サイズは少し締め付けがあるため、ワンサイズ上のものを選ぶと良いでしょう。
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上半身全体すべてサポートすることに特化しており、前腕の角度、背筋、骨盤の位置、肩甲骨、上腕のサポートの可動をスムーズにしてくれる設計になっています。吸汗速乾と紫外線カットも兼ね備えており、汗をかいても不快感なくプレーを続けることができます。
体をサポートするインナーウェアをお探しのプレイヤーにとてもおすすめしたいコンプレッションウェアです。
サッカー用長袖インナーは快適に体を動かすための必需品
長袖のインナーウェアを着用することは、以下のようなメリットが考えられます。
- 速乾性に優れているため、快適にプレーできる
- 疲労軽減効果があるインナーウェアもあり、怪我の予防に繋がる
- 体をサポートし、パフォーマンスアップに期待できる
エントリーモデルからトップモデルまで様々ですが、自分の用途にあったインナーウェアを見つけ出し、サッカーを快適に楽しみましょう。