たるんだ身体を引き締めるためや、体力をつけるため、運動をしたいと思ったら誰でも手軽にできる、ルームランナーを使用してみてはいかがでしょうか?ジムでは定番のマシンですが、家庭用にも販売され、自宅で簡単に運動ができる商品です。今回はルームランナーの選び方から人気商品TOP9、そして安全で効果的に使用する方法をご紹介します。
ルームランナー・ランニングマシンとはどんなもの?
スポーツジムには必ずあるルームランナーは、スイッチひとつで走行ベルトが動き出し、その上を走ることで外でのジョギングと同じような効果が得られるマシンです。
ほかにも、ランニングマシンやトレッドミルと呼ばれることもあり、ジムで使用されている業務用だけでなく家庭用も販売されているため、誰でも手に入れることができます。
体を鍛えたい人はもちろん、運動不足の解消やダイエットなどにも効果的で、さらに家にルームランナーがあれば、天候や時間に左右されることなく、自分の好きなタイミングでランニングできます。
家庭用ルームランナー・ランニングマシンの魅力は?
自宅でジムのような運動ができる
ルームランナーは、外でのランニングを室内でできてしまうマシンです。昔はジムでの使用がほとんどでしたが現在は家庭用も増え、より使用の幅が広がりました。自宅にいながら本格的に体力をつけたり、持久力を上げたり、脂肪の燃焼が目指せます。
周りの人を気にする必要がない
自宅でルームランナーが使用できるということは、ジムのように周りの人に気を遣う必要がないということです。そもそもジムでは混んでいたら使用できないこともありますし、服装なども最低限には整えて行かなければいけません。
仕事帰りなどは荷物が増えて面倒ですし、休日の日はわざわざ支度をして出かけるのが億劫に感じることもあります。自宅なら身支度を整える必要なく、ぼさぼさの髪のままやダサいトレーナーウエアでも誰にも見られませんので、好きな格好でトレーニングに励めます。
また、テレビを見ながらや、大音量で音楽を聴きながらなど、自分の好きな環境のなかでできるのが良いですね。
飽きやすい人でも続けやすい
より本格的にトレーニングをしたいなら、確かにジムに行くのが1番です。ランニングマシン以外にも多くのトレーニングマシンがありますし、トレーナーに教えてもらえることもできます。
しかし、トレーニングは続けることに意味があり、時間が思うように取れなくなったり、面倒になって行かなくなると元も子もありません。
その点家庭用ランニングマシンなら、家に帰ればいつでもトレーニングができ、休日でも出かける億劫がないので続けやすいというメリットがあります。
ルームランナー・ランニングマシン選びのチェック項目8つ
ルームランナーを初めて購入する方は特に、何を基準に選んで良いのか難しいのではないでしょうか?何台も購入するものでもないので、チェックしたいポイントを確認して、1台を大事に使っていけるようベストなルームランナーをみつけましょう。
メーカー
ルームランナーは、信頼できるメーカーのものから選ぶことをおすすめします。販売実績があれば、耐久性や使いやすさなどもある程度わかりますし、大きなメーカーほど保証がしっかりとしています。
特にこの保証内容は大切で、壊れた際の修理が可能か、部品交換ができるのか、料金の発生はあるのかなど、購入してから起こる問題に対処できるかどうかをチェックしましょう。
もしものときに困らないよう、ある程度知名度や口コミが多いメーカーを選んでおくのが得策です。
料金
ルームランナーも多様化して、価格の幅も広くなりました。今では簡単な機能のものは格安で購入できてしまい、低価格だと1~3万円、機能が多く搭載された高級なものなら10万円を超えるようになっています。
「お試しではじめたい」という場合は、料金の安さに目が奪われてしまうかもしれませんが、長く愛用したいのなら高額なものほど長期使用ができるでしょう。
海外製の安価なルームランナーは、その分素材の質が落ちたり、機能面で劣ることが多く、複数回使用しただけで壊れてしまうなんてこともよくあります。
もしも使用中に壊れれば危険も伴いますので、極端に安いものは避けつつ、予算内のものをみつけるようにしましょう。
走行ベルトのサイズを確認
家庭用のルームランナーは家に設置しやすいようサイズ感も考えられていて、なるべくコンパクトになるよう設計されています。
走る部分である『走行ベルト』の長さと幅によってサイズが決まりますが、この部分が小さすぎると走りにくくなるので、自分に合ったサイズを選ばなければなりません。
目安としては、自分の歩幅に10cmプラスした長さが最低限必要な長さで、歩幅は『身長×0.65』という計算で割り出せます。ベルトの幅は標準体型であれば40cmあれば十分でしょう。
連続走行時間をチェック
マシンを1度も止めることなく連続して使用し続けられる時間を、“連続走行時間”と言います。ルームランナーは内蔵されているモーターによって、連続で使用できる時間が異なり、30~100分程度の間となっています。
モーターのパワーが高ければ長時間の使用に耐えられ耐久性も高くなるのでおすすめですが、その分値段も高くなります。一定以上の運動をしたいのなら、どんなに短くても30分以上は使い続けられるものを選びましょう。
最高速度がどのくらいでるか
どのような目的でルームランナーを使用したいのかで、走るペースは異なってきますが、なるべく最高速度が高いものを選んでおくと、幅広い用途で使用できるでしょう。
ゆっくりとしたジョギングのみなら時速10〜12km、しっかりと走りこみたいのなら時速15km以上を目安にしてください。長期間使用したいと考えているなら、後々最高速度に物足りなくならないよう、初めから最高速度が高いものがおすすめです。
モーター音が静かなものがおすすめ
ルームランナーで気になるのが、スイッチを入れて動き出したときのモーター音です。ジムでは広いスペースのなか、何人もの人で使用しているのでさほど気にならないかもしれませんが、家では意外に響いてしまいます。
やはり安価なものほどモーターの質が悪く、音が響きやすいので、集合住宅で使用する場合などは音にも気をつけて選びましょう。また実際に走っているときに、足音が響きやすいルームランナーがあります。
ランニングに合わせて「バンバン」と大きな音が鳴るようなら、衝撃吸収機能が低いマシンかもしれません。この場合、下の階にも響いている可能性もありますので、衝撃吸収機能がしっかりと備わっているかどうかもチェックが必要です。
傾斜角度がつけられると付加をかけやすい
ルームランナーには傾斜角度がつけられるものがあり、負荷をかけることができます。
「負荷をかける必要はないから、傾斜角度機能はいらない」と思う方もいるかもしれませんが、ルームランナーは自動でベルトが動くため、平らなまま走っているのは下り坂を走っているのと同等となり、外でのランニングより負荷が落ちます。
足や膝などに負荷をかけたくないという方はこれでも良いのですが、トレーニングやダイエットの成果を早く出したいのなら、ある程度の傾斜をつけた方が効率的です。
3%の傾斜で平らな道路を走る程度となりますので、それ以上の傾斜がつけられれば外でのランニングより強度の高いトレーニングができるでしょう。
コンパクトになるとなお良し
走行ベルトの長さと幅でサイズは決める必要がありますが、なるべくコンパクトなルームランナーの方が扱いやすいですよね。
トレーニング専用の部屋を作れれば良いですが、そうもいかない場合は、日常生活のなかで邪魔にならないよう、折りたたみ式がおすすめです。コンパクトなサイズになり壁などに立てかけておけるので、必要なときにだけ出して使用が終われば収納がでます。
家庭用ルームランナー・ランニングマシンおすすめ人気ランキングTOP9
それでは人気のルームランナーをおすすめ順にランキングしましたので、自分に合ったものを探してみてください。
第9位【野澤産業】手すり付 電動ルームウォーカー
こちらは手すりがついたタイプで、足腰が弱くなった高齢の方でも無理なく使用できるルームランナーです。セーフティピンもついているので、もしも踏み外したりした場合自動でベルトが止まり、安全性に優れています。
ベルトは3つのモードで回転速度を変更可能なため、目的に合わせて設定できます。EVAマットが付属していますので、床に引いて音や傷を抑えることも可能です。
第8位【フィットエリート】ルームランナーFE32E
家庭で使用するときの適切なサイズ、必要最低限の機能の装備、そしてコストパフォーマンスの高さが備わった、初心者にもおすすめできるルームランナーです。
部屋に置きっぱなしとなっても浮きすぎないよう、デザイン性も考慮され、おしゃれアイテムとしても部屋に置きたくなります。
第7位【ユーテン】電動ルームランナー
こちらは時速8kmに対応していて、運動を習慣づけたい人や、ダイエット目的に適しているルームランナーです。従来のシリーズでは傾斜がつけられませんでしたが、こちらは3段階の調節が可能です。そしてプログラムは8種類が搭載されています。
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第6位【DAIKOU】DK-9420
走行ベルトにはしっかりとした滑り止めの加工ベルトがついていて走りやすく、3段階の傾斜調整が可能です。さらにハンドグリップでは心拍数が計れますので、走りながらどのくらい心臓に負荷がかけられているかの確認が簡単にできます。
もしもの転倒時のために、緊急停止装置も備わっているので安心です。
第5位【ジョンソンヘルステック】HorizonトレッドミルAdventure 1 アドベンチャーワン
VRCクッションが搭載され、足や腰への負担を最小限にしてくれます。さらに防音にも優れていますので、最高速度の18kmにして本格的に走りこむこともできます。
ショートカットキーが搭載されていますので、ボタンひとつで好きな速度や傾斜にかえられるのが嬉しいポイントです。さらに油圧式のフェザーライトフォールディングとなっているので、ゆっくりと折りたため危険がありません。
第4位【フィットエリート】ルームランナー
最高時速は16㎞も出て、しかも18種類のランニングプログラムと4種類のユーザー設定可能なプログラムが用意されています。トレーニングメニューの自由度が高いため、より本格的にトレーニングに励みたい方におすすめのルームランナーです。
速度をアップさせたときに気になるのが騒音ですが、そこもしっかりとケアしてあり、しかも速度を上げなくても傾斜で負荷を与える設定にすることもできますので、「とにかく消音が良い」という方でも使用できますよ。
第3位【アルインコ】ルームランナーAFR1115
組み立てが必要なく、箱から出してすぐに設置が可能です。「機械関係の扱いが苦手」という方でも操作は簡単ですし、高齢の方でも操作ができるでしょう。
使用中は現在の経過や注意などをアナウンスしてくれますので、予定より走り続けてしまうような危険もありません。最高速度は10㎞となっているので、ウォーキングはもちろん、緩やかなジョギングにもおすすめです。
また、音楽を聴きながら行いたい方のために、液晶の上部にはスマホやタブレットなどを置けるトレイがついているので、動画なども見やすいですよ。
第2位【バーウィング】高機能ルームランナールームランナー
家族で共有できるルームランナーとしておすすめしたいのが、バーウィングです。
速度調整の幅が広く、しっかりトレーニングはもちろん、ちょっとした運動不測の解消やダイエットにも最適で、足腰が弱くてもゆっくりと歩くことができるモードもあります。
また、走行ベルトのサイズは大きく、様々な体型にも合わせられ、もしものときのサイドステップが8cmもあります。衝撃吸収に優れているので、膝への負担が少なく、騒音にもなりにくいのが特徴です。
第1位【ジョンソンヘルステック】HORIZONトレッドミル TEMPO T82
第1位は家庭用ルームランナーで1番と言ってもいい知名度を誇る、ジョンソンヘルステックの“HORIZONトレッドミル TEMPO T82”です。
速度と傾斜は3つのショートカットボタンがありますので、ディスプレイはLEDなので見やすく、ワンタッチで操作できるのが魅力です。
下半身強化に対応できるよう、傾斜は0~10%まで自由にかえられますので、それぞれのトレーニング方に合わせた調整ができますよ。
BIMの計算ができる機能もついていますので、ダイエットのために肥満度チェックもしやすく、家族みんなで使用できるでしょう。
ルームランナー・ランニングマシンの効果的な使い方は?
自分に合ったルームランナーを見てけられても、使用方法が間違っているとトレーニングやダイエットの効果が出にくくなります。
効果が出ないと続ける気持ちが維持しにくいので、少しでも効果的な使用ができるよう、正しい使用方法を確認しておきましょう。
正しいフォームで走る
ルームランナーで走ると、通常の地面での走り方と少し変わって崩れてしまうことがあります。しかし、トレーニングの効果を最大限に引き出すために、まずは正しいフォームを維持することが重要です。
チェックしたいのは、『腕を振ること、背筋を伸ばすこと、着をかかとからにすること』で、特に背筋を伸ばすことに意識を向けてみましょう。背筋を伸ばせば酸素を多く取り込め、効果的な有酸素運動が可能となります。
腹筋とお尻に力を入れてみることで、自然と背筋が伸びますよ。
心拍数を計測しながら使う
運動をする上で、心拍数を把握することはとても重要です。人それぞれ適正心拍数というのがあり、適正に届いていなければ運動効果が薄いですし、超えてしまうと負荷がかかりすぎて心臓に負担を与えてしまいます。
運動の目的に合わせて心拍数を調整する必要もあります。ルームランナーに計測器がなければ、現在はスマホのアプリなどでも計測できますので、独自に計測するようにしましょう。
傾斜をつけて負荷をかける
ルームランナーの使用になれてきてからで良いので、傾斜をつけてトレーニングをしてみましょう。平らな道と同等の運動量で走りたいのなら3%の傾斜、5~8%の傾斜をつければ上り坂と同じになりますので、かなり効果が高まります。
ルームランナー・ランニングマシンを使用するときに気をつけたいこと
最後に、ルームランナーを使用するときの注意点を確認しておきましょう。自宅でできるからといって適当に行っていると、思いがけない事故やトラブルにつながってしまいます。
ウォーミングアップとクールダウンをしっかりと
運動の基本であるウォーミングアップとクールダウンは、手軽に使用できるルームランナーでもしっかりと行う必要があります。いきなりルームランナーを使用せずに、ストレッチなどで体をほぐし、使用が終わったら筋肉を伸ばして体を休ませましょう。
これらには事故や怪我を防ぐ目的もありますが、運動の効率を上げることもできますので、必ず使用前と使用後に行ってください。
水分補給を忘れずに
室内の運動だと、ないがしろになりがちなのが水分補給です。しっかりとしたランニングを行えば大量の汗が出るので水分を補給しやすいですが、軽いジョグやウォーキングだと水分補給を忘れてしまう方も多いようです。
しかし運動をすれば体温が上昇し、それを抑えようと汗をかきます。その量は運動量に比例し、水分補給を怠ると脱水症状の危険があり、命にかかわるケースも出てきます。
負荷が少ない運動でも、スポーツドリンクなどで水分補給はこまめに取るようにしてください。
体調がすぐれないときは無理をしない
家にルームランナーがあると、体調が多少すぐれないときでも使用したくなってしまうことがあります。
毎日行うことが日課となっている場合など、休んではいけないと自分を追い込んで無理をして行ってしまい、倒れたりケガをすることも考えられます。
確かに継続して行うことは大切ですが、自分の体調はしっかりと管理し、疲労がたまっていたり風邪のひきはじめなどは、無理をしないようにトレーニングを行いましょう。
それを管理できることが長く続けられる秘訣でもありますので、特に使用し始めでモチベーションが高いときほど、無理をしないようにしましょう。
集合住宅の場合は近所の迷惑にならないように使用する
ルームランナーを選ぶ際にも気をつけたいポイントでしたが、マンションやアパートで使用する場合は、音に気をつけましょう。
予算の兼ね合いなどで、どうしても音の大きいものしか購入できなかった場合は、ルームランナーの下に防音マットを引くだけでもだいぶ違います。
さらに防音マットの上にコンパネを置き、さらにその上にルームランナーを置くとより防音ができますので、音の響きが気になる方は試してみてください。
家の間隔が狭いところでの使用は使用する時間帯にも気をつけ、深夜や早朝など特に音が響きやすい時間帯を避ければ、トラブルも少なくなるでしょう。
おすすめの家庭用ルームランナー・ランニングマシンで運動を習慣づけよう!
ルームランナーは気軽に運動ができる、大変便利なマシンです。特に家庭用は、サイズ感や音などに配慮され、どなたでも使用しやすくなっていますが、選ぶときのポイントをしっかりとチェックして、購入を後悔しないようにしたいですね。
今回ご紹介したルームランナー9選は、初心者から使用できるものばかりですので、ぜひこれから始めたい方も参考にしてみてください。
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