軟式野球は、少年野球、中学野球、草野球など、みなさんの生活の中に広く浸透した身近なスポーツです。野球をするには、まず道具としてグローブをそろえる必要があります。今回は、これから野球をやってみたい方、新しいグローブに買い替えたい方へ、グローブの種類や製造メーカーの特徴、おすすめのグローブをご紹介します。
野球グローブにはどんなタイプがある?
一言で野球グローブといっても、実に様々な種類のグローブがあります。これから野球を始めようとグローブの購入を考えている方がまず選ぶポイントとして、3通りの選び方をご紹介します。
硬式用と軟式用
野球には、ゴム製のボールを使用してプレーする軟式野球と、革張りの硬めのボールを使用してプレーする硬式野球の2種類があります。
少年野球や、野球を趣味や楽しみで行う草野球などは軟式である場合が多く、春と夏にテレビ中継される高校野球や日本プロ野球、メジャーリーグなどで行われているのは硬式野球です。
使用するボールの素材や硬さが異なるため、当然グローブの素材や作りも異なり、硬式野球用のグローブの方が軟式野球用のグローブより高価です。
ポジション別
攻めと守りを交互に行うのが野球ですが、守りの際に担当するポジションによって、使用するグローブは異なります。ここでは、大きく分けて4種類のポジションのグローブについてご紹介します。
投手用
投手用のグローブには、人差し指の指カバーが付いているのが特徴のひとつです。これは、指の動きやくせからバッターに投げる球種を読み取られてしまうことを避けるためのものです。
通常、グローブの中でボールを収める空間のことを “ポケット” といいますが、投手はグローブの中でボールを握り替えるため、ポケットが深めに作られています。
内野手用
内野手は、ボールを捕ってすぐ投げるというプレーが多いので、グローブは、握り替えがすばやくできるように、軽く浅めにつくられています。グローブのどの部分でボールを捕ったのかがすぐにわかるように、手によくフィットし、ストレスを感じないものを選ぶことが理想です。
外野手用
外野手は、高く打ち上げられたフライボールを捕ることが多いため、グローブは大き目で縦長の深いつくりになっています。
グローブの一部分で、親指と人差し指の間の水かきとも呼ばれる部分を “ウェブ” をいいますが、外野手用のグローブは捕球の際の衝撃を少なくするために、このウェブの部分がネット状に編み込まれているのも特徴のひとつです。
また、 “小指2本入れ” といわれる、小指と薬指の2本をひとつの指袋に入れるタイプのものがあります。小指の部分が補強されることによりポケットが深くなりますので、握力に自信がない方にはおすすめです。
オールラウンド用
初心者でどこのポジションのグローブを買えば良いかわからない方、内野も外野も守るという方には、オールラウンド用のグローブがあります。内野手用よりも大きく、外野手用よりも小さいつくりで、長く使えるのでコストパフォーマンスにも優れています。
まずはキャッチボールから、という方もオールラウンド用を使うのがおすすめです。
右投げ用と左投げ用
グローブは、ボールをどちらの手で投げるかによって決まる、 ”右投げ用” と ”左投げ用” の2種類があります。右投げ用は左手にグローブをはめ、左投げ用は右手にグローブをはめます。
サイズ
一般的に、グローブの寸法は「ボールを受ける面の人差し指の先端から付け根までの長さと、人差し指の付け根から土手部(手首に近い部分)の端までの長さを足したもの」を基準としています。
寸法に応じてサイズ番号や記号がつけられており、これは、ポジションや、少年用の場合は身長や学年によって分けられています。数値で表されるサイズの場合は、数値が大きくなるほどグローブの寸法も大きくなります。
大手スポーツメーカーであるミズノの軟式野球用グローブのサイズを例にとると、内野手用では、「8・9・10・11」、外野手用では「13・14・15・16N・17N・18N」のサイズが展開されています。
少年用では、以下のようにサイズが展開されています。
- SS(身長120cmまで、小1~2年向け目安)
- S(身長120~135cmまで、小1~3年向け)
- M(身長135~145cmまで、小2~4年向け)
- L(身長145~155cmまで、小4~6年向け)
- LL(身長155以上、小5~6年向け)
上記は一例であり、メーカーによってサイズ表記や実際の寸法が異なりますので、購入する際はよく注意して選ぶ必要があります。
軟式野球用グローブを販売しているおすすめ人気メーカー5ブランドを比較!
野球用グローブを販売しているメーカーには、それぞれどんな特徴があるのでしょうか。ここでは、人気のメーカー5社をご紹介します。グローブを購入するときの参考にしてみてくださいね。
ミズノ
ご存知の方も多い、大阪府に本社を置く総合スポーツ用品メーカーです。国内のメーカーですが、世界各国からの評価も高く、特に野球用品においては、「ミズノを選んでおけば間違いない」といわれるほどです。
イチロー選手や松井秀喜選手とアドバイザリー契約を結んでおり、野球グローブブランドとしての確固たる地位を確立しています。
軟式野球グローブにおいても、種類・サイズともに豊富で取扱店も多いので、初心者から上級者まで、自分に適したグローブを見つけられるはずです。
アシックス
ミズノと並ぶ関西のスポーツ用品メーカーです。ランニングシューズや他の競技用シューズをはじめとして、スニーカーやスポーツウェアなどの製造・販売を幅広く展開しています。
以前は、アメリカのローリングスと契約して野球用グローブを販売していましたが、2012年に契約を解消し、アシックス独自のブランドとして取り扱うようになりました。
アシックスブランドでの野球グローブの歴史は浅いですが、メジャーリーガーの大谷翔平選手が愛用していることもあり、これから人気が出ることが予想されるブランドです。
久保田スラッガー
1950年に久保田運動具店として創業した、野球用品を専門に取り扱うメーカーです。なかでも、特にグローブに力を入れて製造しています。軟式、硬式野球を問わず、プロ選手からアマチュアの幅広い人々に人気があります。
特徴は、革がとても柔らかく自由に型付け(グローブを柔らかくして使いやすい状態にすること)がしやすいことです。グローブが柔らかいと、それぞれの指を動かしやすくなります。特に二塁手や遊撃手など、玉出しを素早く行うことを要求されるポジションのグローブには定評があります。
ローリングス
ローリングスは、1887年にアメリカで創業した伝統あるスポーツ用品メーカーです。メジャーリーグでのシェアが大きく、ローリングスのグローブに憧れていたというプレーヤーも多くいます。
2013年以降はローリングスジャパンとして日本法人を設立し、日本での販売事業を展開しています。素手の感覚による操作性を追求したローリングス独自の技術「ソリッドコアテクノロジー」が注目を浴びています。
ゼット
ゼットは、1920年に創業した老舗のスポーツ用品メーカーで、野球用品を中心に製造・販売を行っています。ゼットのグローブを使用するプロ野球選手は多く、バリエーションも豊富です。
また、東京ヤクルトスワローズとオフィシャルサプライヤー契約を結び、また多くのプロ野球選手とアドバイザリー契約を結ぶんでいます。実際の使用感をフィードバックとして取り入れ、よりパフォーマンスの高い製品を展開しています。
軟式野球グローブおすすめ全30選
野球初心者でもOK!大人向けランキングTOP15
第15位【ミズノ】 軟式用 セレクトナイン オールラウンド用
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第14位【オサイガ】軟式野球用グローブ
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第13位【ローリングス】軟式用グラブ ハイパーテックカラーズGR9HTCN65(オールフィルダー用)
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第12位【サクライ貿易】プロマーク一般軟式用 グラブ
オールラウンド用だけでなく投手用、捕手用、外野手用など他のポジション別の展開も豊富なのが『サクライ貿易』です。
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第11位【ビーアクティブ】 一般用 軟式野球グローブ
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第10位【アシックス】 一般軟式用 グラブ オールラウンド用 DIVE ダイブ
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第9位【ミズノ】グローブ USAモデル
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第8位【ゼット】内野手用グラブ ネオステイタス
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第7位【ジーピー】 キャッチャーミット ブラウン 36877Y
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第6位【ハタケヤマ】TH-SERIES 外野手用 TH-G801V
軟式野球を楽しむ人から競技者まで、幅広いプレーヤーに対応している「TH」シリーズの外野手用グラブです。
使用している革「北米ステアハイド」は、特殊な加工により手に馴染む肌触りと、オイル加工によって耐久性に優れています。
ブランドロゴのシリコンラベルは、集中力を助けるとも言われる青を使った「勝利をつかみ取りたい」という意思の強さを感じさせる色使いです。
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第5位【久保田スラッガー】 内野手用KSN-L7S
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第4位【ドナイヤ】 外野手用グラブ DRNO
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第3位【ジーピー】オールラウンド 12.5インチ
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第2位【アシックス】 オールラウンド ネオリバイブ BGR7MA
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第1位【ZETT】軟式グラブ ウイニングロード オールラウンド用 BRGB33210
天然皮革を用いているのに、利用しやすい価格設定となっているのが魅力の『ミズノ』のダイナフレックスです。コストパフォーマンスが良いので、初心者にも経験者にも満足のいくモデルです。
少年野球におすすめ!子供向けランキングTOP15
第15位【カイザー】KW-307
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第14位【セレス】少年軟式用グラブ S カモフラージュ
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第13位【ミズノ】少年軟式用グラブ ダイナフレックス オールラウンド用
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第12位【美津和タイガー】 少年軟式用グラブ レボルタイガー
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第11位【玉澤】TG-WH30
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第10位【エスエスケイ】少年軟式プロエッジ
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第9位【久保田スラッガー】少年軟式用グラブKSN-J
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第8位【ローリングス】 少年軟式用グラブ HYPER TECH DPオールレザー オールラウンド用
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第7位【ゼット】少年軟式用 グラブ グランドヒーロー
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第6位【ミズノ】 少年軟式用グローブ グローバルエリート RG UMiX
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第5位【ローリングス】ローリングスゲーマー
手口の大きさも選ぶことができ、より自然にボールを掴めるようになります。メジャーリーガーに憧れる方にもおすすめです。
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第4位【アシックス】 少年軟式用グラブ ネオリバイブ
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第3位【ミズノ】ジュニア プロフェッショナル ICHIROモデル
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第2位【アンダーマーマー】UA DL ユース 軟式野球 オールラウンダー用グラブ
第1位【ゼット】ネオステイタス
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定期的なお手入れも忘れずに!
グラブの寿命は、持ち主の使い方や手入れの仕方によって変わってくることをご存知でしょうか?革製品であるグローブは、同じく革製品であるバッグや靴と同じように、定期的に適切な管理をして使うことが非常に重要です。
お手入れのポイントは、大きく分けて以下の3つです。
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- 濡れたら乾かす
革が濡れてそのままにしてしまうと、シミができたり、型崩れをおこすおそれがあります。
雨などで濡れてしまった場合は、乾いた布でふきとり、直射日光には当てずに風通しの良い場所で陰干しをしましょう。
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- 汚れを落としてから収納する
レザーローションやレザークリーナーを用いて汚れを落としましょう。防カビ効果やツヤだし効果のあるものもあります。グローブの重さに影響を与えないものを選ぶのがポイントです。
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- オイルを塗って潤いを与える
グローブに潤いと耐久性を与えるためにオイルを塗ります。少量ずつ、指の腹ですりこむようにしてケアするのがポイントです。
お手入れにも最初は時間がかかるかもしれませんが、やっていくうちにグローブに愛着も湧くようになります。
お気に入りのグローブを見つけたら、練習して、お手入れをして、そんなことを繰り返していくうちに、グローブにの構造にも詳しくなり、気が付いたらグラブさばきも上達しているかもしれませんね。