いざバレーボールを始めようとしても、どのようにボールを選ぶべきか分からず、どれを購入するべきか迷ってしまいますよね。バレーボールは、年齢別や目的に合わせて様々な種類が販売されています。適切なボール選びを知って、自分にぴったりのボールを見つけましょう。今回は、バレーボールの種類や選び方を徹底解説します。
バレーボールのボールサイズ
バレーボールのサイズは年代別によって異なります。基本的には、以下の3種類に分類されています。
4号軽量球
4号軽量球は、円周が62〜64cm、直径が20cm、重さが200〜220gとなっています。軽量球は小学生用のボールです。小学1年生と6年生では体格やパワーも大きく異なりますが、小学生用ボールは4号軽量球の1種類のみと定められています。
ボールを購入する際に最も間違えやすいのは、見た目が同じである4号軽量球と4号球です。小学生が使用するボールを購入する際は、必ず「軽量」と記載されているものを選ぶようにしてください。
4号軽量球を使用するべき年齢にもかかわらず、間違って普段の練習で4号球を使用していると、試合のときにボールの感覚が異なり、いつも通りのプレーができない可能性もあります。ボールを購入の際には、十分に注意しましょう。
4号球
4号球は、円周が62〜64cm、直径が20cm、重さが240〜260gとなっています。4号軽量球と4号球はサイズは全く同じですが、4号球の方が20g程度重くなっているのが特徴です。4号球は中学生やママさんバレーで使用されています。
5号球
5号球は、円周が65〜67cm、直径が20cm、重さが260〜280gとなっています。5号球は高校生、大学生、社会人バレーで使用するボールと定められています。
4号球と比べても数値や見た目にそれほど違いはないように見えるかもしれませんが、実際に使ってみるとかなり感覚に影響します。自分の年齢に合わせたボールサイズを把握しておきましょう。
バレーボールの人気ボールメーカー
バレーボールの有名メーカーとして、『ミカサ』と『モルテン』が挙げられます。ほとんどの公式戦で使用されるボールが『ミカサ』か『モルテン』のものです。どちらを選んでもかまいません。
しかし、実際に使用してみると、どちらのメーカーもボールに特徴があります。試合でミスを防ぐためにも、それぞれのブランドの特徴を理解しておきましょう。
ミカサ
『ミカサ』のボールは、基本的に『モルテン』よりも軽めという印象があります。触り心地は革というよりも合成繊維のような感覚であり、表皮パネル8枚を組み合わせたデザインが滑りにくく、ボールがコントロールしやすいように設計されています。
また、試合などで無回転サーブを打つときなどは不規則に変化しやすく、相手チームはサーブレシーブがややしづらくなると言われています。このように、サーブが変化しやすいこと、ボールが軽いこと、回転がかかりづらいことが『ミカサ』のボールの特徴と言えるでしょう。
モルテン
『モルテン』のボールは、『ミカサ』のボールよりも若干重く感じると言われています。重いため、変化が少なく回転がかかりやすいという特徴を持っています。触り心地は柔らかく、革の感覚をしっかりと感じることができます。
また、レシーブをするときにボールの芯に当たっていなくても、狙った場所にボールを上げやすく、扱いやすいことで知られています。
いざ試合をするとき、『モルテン』のボール以外のものでプレーをすると、かなりの違和感を感じることがあるほどです。そのためボールを購入する際は、メーカー別の特徴を考慮しつつも、試合で使用する可能性のあるボールを選ぶと良いでしょう。
バレーボールの種類とその選び方
バレーボールには、協会によって定められた基準があります。基準は、ボールの大きさや空気圧などによって決められており、基準をクリアしたかどうかによって検定球・練習球・公認球の3種類に分けられます。次は、検定球・練習球・公認球の違いについてご説明します。
検定球・練習球・公認球の違い
検定球
バレーボール6人制競技規則に、ボールの規格についての項目があります。その項目では、ボールは球状であること、そしてゴムまたはその類似材質の内袋を持つ柔らかい皮革、または合成皮革で作られたものでなければいけないとされています。
また、ボールの色についても言及されており、円周や重さ、内気圧の数値もはっきりと決められています。
それらの規格をクリアしたものが検定球となるのですが、実際には各メーカーとも協会の規格よりもさらに厳しい、許容誤差の小さい社内規格をクリアしたものを検定球と定めています。
検定球はかなり厳しい基準をクリアしているため、試合で使用するボールとほぼ同じレベルのボールと言えます。
練習球
定められた規格に満たなかったボールを練習球と言います。基準を満たさなかったからといって粗悪品ではありませんが、公式大会で使用することはできません。練習球は検定球に比べると安価であり、授業などボールがたくさん必要な場合に使用されるボールです。
公認球
公認球とは、日本バレーボールリーグ機構や国際バレーボール連盟などの大会主催者によって、公式大会で使用することを許可されたボールのことを指します。よって、公式試合で使用されているボールは全て公認球となっています。
バレーボールに日本バレーボールリーグ機構(JVA)や国際バレーボール連盟(FIVB)のマークが入っていれば、そのボールは協会によって公認されたボールであるという印です。
ボールの選び方
練習用のボールはどう選ぶ?
検定球か練習球かどちらを購入するべきかについては、まずはボールを購入する目的を考えてみましょう。気軽に自宅でバレーボールを楽しみたいのであれば、練習球で問題ありません。
しかし、長期に渡って練習を続けたい場合や、大会を目指して練習をしたいのであれば、検定球を購入することをおすすめします。日頃から検定球で練習していれば、いざ試合の時にボールの感覚が異なりプレーしづらいと感じることもないでしょう。
練習球も決して粗悪品ではありませんが、検定球とはボールタッチが異なります。部活動など大会を目指す練習で練習球を使用しているのであれば、試合が近いときは検定球に切り替えるなど試合で使用されるボールに慣れるよう心がけましょう。
本格的な練習で取り入れたいトレーニングボール
トレーニングボールとは、通常のバレーボールよりも重く作られたボールのことを指します。通常の4号球が240〜260gであるのに対し、4号球のトレーニングボールは400gのものが発売されています。
また、通常の5号球が260〜280gであるのに対し、5号球のトレーニングボールは370g、500g、1000gなどかなり重いものも発売されています。
重いトレーニングボールを使用して練習した後に通常のボールを使用すると、レシーブがとても軽く感じたり、ボールを遠くまで飛ばしやすくなります。トレーニングボールを使用して腕や感覚を鍛えることで、通常のボールをより正確にコントロールする技術を養います。
ただし、トレーニングボールはあくまでも練習用のものですので、毎日長時間使用するのはおすすめできません。通常のボールの感覚を調整することを目的として、上手に取り入れてみてください。
色やパターンを工夫したボールなら視認性もアップ
以前は白一色で統一されたバレーボールが一般的でしたが、最近では、様々な工夫を凝らしたボールが増えてきています。ボールは、単色のものよりも2〜3色程度の複数の色を取り入れたものを選ぶと、ボールの回転を見やすくなります。
色だけでなく、ボール表面のパネルの形も重要です。流線型のパネルを使用しているものは回転が滑らかに見えるため捉えやすく、サーブレシーブを強化したいときにおすすめです。
ボールの大きさや、検定球かどうかだけでなく、自分の目的に合わせて表面のデザインも選んでみてくださいね。
用途に合わせて素材を選ぶことも大切
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- 初心者や小学生の練習用にはEVA製やビニール製がおすすめ
EVA製のバレーボールは、合成皮革とソフトバレーボールの中間程度の柔らかさです。EVAは合成樹脂であり、私たちの身近な生活用品にも多用されています。EVA樹脂を使用した主な生活用品には、サンダルの底やバスマットなどが挙げられます。
EVA製のバレーボールの質感も、おおよそ想像がつくのではないでしょうか。小学生の子どもは、硬いボールを怖く感じてしまうこともあるため、表面が柔らかいものを選ぶと良いでしょう。初心者や小学生の練習、中学生や大人のレクリエーション用に最適な素材と言えます。
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- 子どものレクリエーションにはゴム製もおすすめ
ゴム製のバレーボールは非常に柔らかいため、子どもから大人まで幅広く使用することができます。
よく弾むため、子どものドッジボール大会などに使用されることも多いようです。ゴム製のボールは、空気を入れすぎるとレシーブしたときに痛く感じてしまうことがあるため、空気の入れすぎには注意しましょう。
ボールの空気圧を測る専用のメジャーを利用して空気を入れたり、ボールの硬さを確かめながら少しずつ空気を注入しましょう。
おすすめのバレーボール20選!
4号軽量球
検定球
【ミカサ】MVA500 小学生バレーボール 検定球4号軽量
ボール表面に施された凹加工によってボールコントロールがしやすいように設計されており、使い込むことでだんだんと手に馴染んで使用感がさらに向上します。全日本バレーボール小学生大会公式試合球に認定されているボールです。値段は税込5,400円です。
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軌道が安定するため、サーブの落下点のばらつきが少なく、安定した扱いやすさで知られています。こちらのボールも全日本バレーボール小学生大会公式試合球に認定されています。値段は税込5,400円です。
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練習球
【ミカサ】MVA520 小学生バレーボール 練習球4号軽量
規格はクリアしていませんが、『ミカサ』ならではの高品質で滑りにくい触り心地が人気の商品です。気軽にバレーボールを楽しみたい場合や、小学生のドッジボール用にもおすすめします。
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表面のカラーデザインは検定球と同じのため、ボールの回転が見やすく体育など授業で使用するボールに最適です。価格は税込2,484円です。
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また、カラーバリエーションが豊かで白、黄、赤、青、緑の5色を展開しているため、ボールを複数購入してチーム別にボールを使用したいときにも最適です。価格は税込2,484円です。
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4号球
検定球
【モルテン】フリスタテック バレーボール5000 V4M5000
カラフルな流線型のパネルによって、ボールの回転がより滑らかに見えやすくなるようデザインされています。全日本中学校選手権大会試合球に認定されている商品です。値段は税込6,480円です。
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カラフルなボールとオールホワイトのボールとでは、ボールの回転の見え方が異なるため、このボールを練習に取り入れてボールの見え方に慣れておくと良いでしょう、値段は税込7,560円です。
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練習球
【ミカサ】MVA430 バレーボール 練習球4号
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5号球
検定球
【ミカサ】MVA300 バレーボール 国際公認球 検定球5号
この『ミカサ』の商品は、2019年の天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会や全日本高校男女選手権大会などの大会球として認定されていることでも知られています。
日頃の練習でも本番さながらの臨場感を体験したいという方は、ぜひこのボールを手にとってみてください。値段は税込7,560円です。
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この『ミカサ』のボールは、V・プレミアリーグやV・チャレンジリーグでも公式試合球に採用されました。値段は税込9,720円です。
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練習球
【ミカサ】MVA320 バレーボール 練習球5号
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5号球と同じサイズでありながら、180gと軽量のため扱いやすく、気軽にバレーボールを始めてみたい人におすすめします。ペールトーンのピンクが可愛らしく、小さなお子さんにもぴったりですね。値段は税込2,268円です。
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重いためプレーする時に通常のボールよりもパワーが必要であり、サーブを強化したいときなどに使用されています。オーバーハンドパスの精度を高める練習にもおすすめです。値段は税込8,100円です。
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目的に合わせたボール選びでバレーボールを楽しもう
今回は、バレーボールの種類やその選び方、おすすめ商品についてご紹介しました。大会を目指すのか、または気軽にバレーボールを楽しみたいかなど、目的によって適したボールは大きく異なります。自分の目的に合ったボールを使用して、よりバレーボールを楽しんでみてくださいね。